1​​​​​​今日の表現:

 

If I were you,  ... :「もし私があなたなら、〜」

 

If I were you, I wouldn't go there.(もし私があなたなら、そこへは行かないわ。)

 

A: I saw my boyfriend kissing another girl in Shibuya last night. What should I do?(昨日の夜、私の彼氏が渋谷で他の女の子とキスしてるのを見ちゃったの。どうしたらいいんだろう?)

B: If I were you, I would definitely break up with him.(私なら絶対に別れる。)

 

 

*アドバイスをする際などによく使われる表現です。

 

*類似表現:"If I were in your shoes, ~."(もし私があなたの立場なら、〜)

If I were you, ~.と同じように使われます。

 

*いわゆる「仮定法過去」を使った表現です。「仮定法過去」とは、「現在の事実に反することを『もし〜なら・・・だろうに』のように仮定して表現すること」です。

 

私(I)は絶対にあなた(you)にはなれませんので、「もし」という仮定がつきます。

 

もしこの文を現在形を使って"If I am you, ~"としてしまうと、「私はあなたです」とありえないことが現実となり、おかしなことになってしまいます。

 

あくまでも「『もし』私があなたなら」と仮定しているわけですから、現実から離れて仮定の状態を表現する「何か」が必要となってくるのです。

 

その仮定の状態を演出するために、現実離れして(=現在から少し離れて)過去形を借りてくるわけです。仮定法過去の「過去」とは、過去のことについて話しているのではなく、「現在の事実に反する仮定を表現する際には、現在形を使うと事実となってしまうので『過去形』を借りてきましょう」、というルールのことです。

 

"am"の過去形は"was"ですが、仮定法過去で使われている動詞がbe動詞の場合には、すべて"were"を使わなければいけないという決まりがあります。口語では主語が"I"や"三人称単数"(he, she, it, my brother, our teacher, Tom, Kathyなど)の場合には"was"も使用可能で実際に話し言葉でもよく使われていますが、正式には"were"を使います。ビジネスなどの書き言葉や正式な場では、必ず"were"を使うようにしましょう。

 

<仮定法過去の作り方>

★If+主語+動詞の過去形(be動詞ならwere(was)), 主語+would/could/should/might+動詞の原形.

 

If節の動詞が過去形、そして主文には助動詞の過去形(would/could/should/might)が入ります。

 

例文:

・If I were a bird, I could fly.(もし私が鳥なら、空を飛べるのに。)(でも現実は→I am not a bird, so I can't fly.)

・If I knew his phone number, I would call him right away.(もし彼の電話番号を知っていたら、私は彼にすぐにでも電話するのだが。)(でも現実は→I don't know his phone number, so I can't call him.)

 

 

*「仮定法過去」は、以前は高校生で習っていたものが2021年から中学3年生での必修項目に繰り上がりました。(*仮定法過去完了は高校で習います。)

 

 

OK! That's all for today! 

See you next time!

 

 

〜以下、ご参考までに/FYI〜

◆英単語を覚える時は、まずは自分が実際に使いそうな身の回りの単語から覚えて行くのが効率的です。実際に自分が話したり書いたりする時に使う語彙(使用語彙)と、聞いたり読んだりした時にわかれば良い語彙(理解語彙)に分けて覚えていくと効率的です。

 

 

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