今日の表現 "I'm coming."
◆意味 : 「今行きます」「そっちへ行きます」「すぐに参ります」
<会話例>
①
A: Are you ready, Naomi? We are leaving!
B: Hold on a sec! I'm coming!
①
A: ナオミ、準備できた?出発するからね!
B: ちょっと待って!すぐ行く!
②
A: Are you coming to Ken's party on Sunday, John?
B: Yeah, I'm coming with my wife.
②
A: ジョン、君は日曜日にトムのパーティへ行く?
B: うん、妻と一緒に行くよ。
<解説・その他>
●「話し相手がいるほうへ行く」場合には、×"I'm going."ではなく、◯"I'm coming."と言います。話者の視点がすでに相手のほうにあるので、その基点に「やってくる」と言うイメージです。
話者 基点(話し相手) "I'm coming."(そっちへ行きます)
例文②のように、話し相手が直接基点にいなくても、心理的に話者の視点が基点である目的地のほうにあれば同様に"I'm coming."を使います。
話者 基点(トムの家。心理的にはすでに気持ちはトムの家にある) "I'm coming."(トムの家に伺います)
"I'm going."は、基点から離れて行くイメージです。
例)1
A: What are you doing this weekend?(今週末は何するの?)
B: I'm going to Sapporo.(札幌に行く)
(話者+話し相手は同じ場所にいる:ここが基点) 基点(話者だけ)札幌
例)2
A: Are you coming to Ken's party on Sunday, John?
(ジョン、君は日曜日にトムのパーティへ行く?)
B: No. I'm going to Sapporo on Sunday.
(いいや。日曜日は札幌へ行くんだ。)
Aさん 基点(トムの家。心理的にはすでに気持ちはトムの家にある)
Bさん 基点(今いるところ)札幌
Aさんはすでにトムのパーティへ行くつもりなので、気持ちはトムの家に、つまり基点に近づいている。なおかつ、「Bさんももちろん行くよね」と言う気持ちで誘っている。
だが、BさんはAさんの意図と反して、基点からは離れて行くので"going"を使います。
"come"は基点に近づき、"go"は基点から離れてどこか外へ行くイメージです。
OK! That's all for today!
See you next time!
〜以下、ご参考までに/FYI〜
◆英単語を覚える時は、まずは自分が実際に使いそうな身の回りの単語から覚えて行くのが効率的です。実際に自分が話したり書いたりする時に使う語彙(使用語彙)と、聞いたり読んだりした時にわかれば良い語彙(理解語彙)に分けて覚えていくと効率的です。
◆単語/英熟語はこちらの本を参考にさせていただいています:『英検3級でる順パス単(旺文社)』
◆発音も聞けるネット辞書:
・weblio
・goo辞書
・Merriam-Webster
・Forvo 色々な国の人の発音が聞けるオンライン音声辞書
・Oxford Learner's Dictionaries 米語発音と英語発音の両方が聞けるオンライン音声辞書
◆発音記号はIPAのアメリカ英語を適用しています。(*IPA記号は英語以外の外国語を学ぶ際にも使われている国際記号です。)
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