博士課程 | 日々の雑感

日々の雑感

気の向くままに色々書いていくことにします。

私は9月上旬から勤労学生になり、博士課程で応用言語学を専攻している。12月の初めまでは、統計のクラスと質的研究の方法を学ぶクラスの2つを受講するが、働きながら学生をやるのはやはり大変である。修士課程に在籍していた時も勤労学生だったが、必ず2つのクラスを取らなければならなかったわけではないので、今ほどハードではなかった。

特に大変なのは質的研究の方法についてのクラスの方で、本来のペースだったら終了は12月8日のはずが、先生のご都合で終了日が11月10日になったため、9月8日から土曜日は隔週で6時間の授業を受けている。私は以前、ある語学学校で毎週土曜日は合計7時間の授業をし、企業の集中研修の講師を引き受けたときは1日9時間の授業を2日連続でしたことがあるが、自分が長時間授業をするよりも大学院の授業を1日に6時間受ける方が疲れるということがわかった。

当然のことながら、2つのクラスのリーディング課題は毎週たくさんある。もちろんそれだけではなく、質的研究の方法についてのクラスでは全員が合計4回の発表をすることになっている。私の場合、1回目の発表は10月13日、つまり今週の土曜日なので、今は発表の準備をしている。実はボケを二乗したような私は何も考えずに第二言語習得全般についての発表をすることにしてしまったが、この分野はかなり幅広い。発表の際に配布するハンドアウトは3ページ以内という制限があるが、重要なことを3ページに収めるのは結構大変であった。それでも何とか今日の夕方にはハンドアウトは一応作り終わり、次はパワーポイントのスライド作成を始めたが、ハンドアウト作成のために頭を使い過ぎて、タイトルページを除いて3枚のスライドを作っただけで疲れてしまった。明日の仕事は幸い先方の都合で休みになったので、スライド作成は明日にしたいと思う。発表の制限時間は当初は15分だったが、今では20分プラス5分のディスカッションということになった。話す内容をよほど絞り込まなければ20分以内に収まりそうにないので、明日もまた頭を使うことになりそうである。

2回目の発表は10月26日、3回目の発表は10月27日、4回目は11月9日か10日の予定である。2回目の発表と4回目の発表はペーパー(論文)に基づいてすることになっていて、1つ5、6ページとはいえペーパーも書かなければならない。もう1つのクラス、統計のクラスの中間試験(take-home examといい、自宅でできるテスト。何を見てもいいのだが、当然時間がかかり、通常の試験に比べて難易度が高いのが普通)は10月5日に渡されたが提出日は11月3日。覚悟はしていたとはいえ、かなりのハードスケジュールになっている。

私は9月からは下手をすると多い時は週21時間授業をしなければならなくなるかと思って心配していたが、9月18日に終わったコースが1つあり、今は週当たりの授業時間数は16時間ぐらいで済んでいる。とはいっても、当然授業の前には準備をしなければならないので決して楽なわけではないことは教師だったらわかると思う。だが私と一緒に博士課程の授業を受けている人の中には、週に1コマ90分の授業を19コマ(つまり週に28時間半)している人もいる。なぜそんなことをしながら博士課程の課題をこなすことができるのか、機会があったら一度その人に聞いてみたいと思っている。