【その8あらすじ】
竜宮城でお酒を頂くも乙姫を置いて来ている浦島太郎。


友達と別れ乙姫の元へメロスのごとく走る。


【その9本編】

走る...


メロスの如く走る。


途中でコンビニへ駆け込む。


近藤君を買うためでは無い。


彼女のご機嫌をとる為である。


帰る旨をLINEし、さらにLINE電話のビデオ機能も使用し身の潔白を証明したため彼女のご機嫌は悪く無い。


トドメの一撃を与えるため、コンビニでコラーゲンやらの入った美容飲料を大量に買い込む。


当然好みに合わせて買うだけでは無く、新しいチャレンジ商品も混ぜて買う。


案外と重量はかさむがご機嫌取りには欠かせないアイテムだ。


ゴシャゴシャと部屋へご機嫌取りアイテムを持ち込み彼女の前に広げる。


無駄な買い物をしてと怒られるが彼女の表情は言葉と裏腹である。


作戦成功である。


日本人男性が思う、タイ人女性のお姫様気質は事実である。


彼女の好みの美容系は押さえておいて損は無い。


美しさの追求をお手伝いする意思は非常に効く。


後はする事をして更にご機嫌を取れば今日のミッションは無事に終了する。


彼女の耳元で甘い言葉を囁く。


ただし、十分に注意が必要である。


地雷が存在する。


ご機嫌を取る原因を連想させる言葉は絶対に吐いてはダメだ。


突然スイッチが入り、ここまでご機嫌を取った事が全て無駄になる。


しかし、自分で仕込んでしまった地雷にも関わらず、起爆装置の位置は異常に解りずらく、威力も不明なのが難点である。


どうにか全ては予定調和の中でこの日は終了した。


翌朝、一人で目が覚めスマホをイジル。


しばらくして彼女も目が覚めるが朝食は要らないとの返事であった。


ヤングマンMとの約束の時間にレストランへ向かう。


ヤングマンMは先に来ていた。


二人朝食ブッフェに舌鼓を打つ。


昨夜のあの前後をヤングマンMに確認してみた。


合流前はバカラに開店と同時に突入するもめぼしい子は一本釣りされていた様だ。


開店前から飲みに入れる可能性は説明したはずだが...


その後ブログ等でチェック済みのめぼしいお店を回るがアカン状況だったらしい。


結局一人で屋台飯を取り、気を取り直してバカラに再突入。


マッタリし始めた処に私が携帯電話をした様だ。


私と別れた後はバービア巡りをしていた様だが、これまためぼしいのがいない。


コレはどうかと思ってバービアに突入し尾根遺産にビールを一杯ご馳走するもお釜ちゃんである事に気が付き退散。


お口直しに適当にバービアに入り直し、ビールを2本ほど召し上がり気力が萎えた様だ。


結局は完全空振りにオワッタ!


前回のパタヤのGoGoでは悪く無い感じであったが、それが貧乏クジの始まりであったのかも。


決める時にキメ無いとイカンと言う典型だと感じた。


幸運の女神に後ろ髪は存在しない。


私なら自慢の握力で髪どころか後頭部を鷲掴みにするだろう。


この年齢にしてプロジェクト007は健在であり、リンゴが握り潰せる。


どうもヤングマンMは流れが読み切れていなかった様だ。


私的にはちょっとガッカリな気分であった。


ヤングマンMには帰国前にもう一度だけフライデーナイトが待っている。


ここは仕込みをしてでも決めさせようと決心した。


朝食後は11:30にホテルをチェックアウトした。


コレも昨晩から続く彼女のご機嫌取りの一部である。


我らは一路ナクルアに向かいスクンビットを走った。


続く


ぽちっとイっね

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