第10部 ブルー・スウェアー 第13章 壊れた絆 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
「こちら速達にされますか?」レジの
定員が鈴華に聞いた。

鈴華は深夜にコンビニのレジで荷物をだしていた。
「はい、速達でお願いいたします」
「では、580円になります」レジのバイトの男はメジャーで大きさなどを改めて測っていた。
「兵庫まででしたらおいくらになりますでしょうか?」
「・・・速達ですと・・」バイトらしき男はクリアファイルを取り出しながら「そうですね・・・明日の夕方には到着するかと思います!」
「明日の夕方ですね!」
「ただ、天候とかに郵送事情によっては明後日の朝になるかもしれませんが・・・明日は大雨が降るかもしれないみたいですから・・・」
「そうなんですか・・」鈴華は店員の天気予報を聞いて、明後日になるかもしれない可能性があることを知って少し心配になってきていた。
「取り敢えずお願いします!あと割れたりしたらいやなので、割れ物注意でお願いします!」鈴華がそういうと備考欄に<割れ物注意>と子供みたいな字体で記した。
「こちら、引き換え伝票です!」
「ありがとうございます」鈴華は引き換え伝票を受け取ると店を後にした。

俊也はいつになく凍れるような冷え込みにストーブをつけて休んでいた。愛那がいなくなって、連絡がとれなくなって5日が過ぎようとしていた。自分には何の連絡もなかったけれど、父親には連絡している所をみると、とても嫌な予感がした。考えたくもないマウントだった。愛那に対する思いは何も変わらないし、これからも変わることはなかったはずったのに愛那が変わってしまったのかと思うとやりきれないし、健一が確信を隠しているかのようなくちぶりから愛那の言葉にはしない本心が伝わってくるかのようだった。
考えたくないし、知りたくもない!!俊也は連絡がないのがまさかのフェードアウトならこれからどうやっていきていけばいいのか!?と考えると死にたくなるくらいお先真っ暗な気持ちになった。
愛那がすべてなんだよ!それぐらいに自分には愛那しかいなかった。それなのに・・・何故・・・
俊也はふと外を見上げるとヒョウが降り始めていた。雹が突き刺すように降っていた。
(・・・雹だ・・)
俊也は立ち上がって空を見上げていた。
(愛那に会いたい・・・)

朝を迎えると、鈴華は身体にだるさを覚えていた。
会社にいきたくなかった。やる気が起きないし、石川と出張で徳島に行って以来、仕事に対するモチベーションが下がる一方だった。取引先の娘に雇われているけれど、それをきっと面白くないのだろう。それでも勝ち残る人はそれさえも武器にして勝ち残っていくのに、鈴華は自分の存在意義というものがずっとひっかかっていた。別に営業が強い訳でも役職が欲しい訳でもなかった。鈴華にとっては家庭に入るまでの社会経験の1つとして親のコネで就職したということに過ぎなかった。今年で就職して3年目を迎えていた。
鈴華には何の目標もなく宙ぶらりんとしている気持ちにどこか「中途半端」という気持ちが付き纏っていた。
鈴華はいつになく重い気持ちとやる気のなさが重なり、休むことにした。
鈴華は3日前にあったあの青年のことを考えていた。
何故か他人のように思えなかった。今は離れているけれど、心はまるで家族のような存在の人に思えて仕方がなかった。
(また会えないかな・・・会いたいのかも・・) 鈴華は自問自答しながらも気がつくと東京駅にきていた。
鈴華は自分の気持ちに素直に行動している自分に驚いていた。
こんなに行動力があるとは自分で自分に驚いていた。
(私ってこんなに行動力があったんだ)自分からこんな風な行動力があったなんて思わなかった。鈴華は神戸行きの新幹線の切符を買っていた。鈴華は新幹線の切符を改札に差し込む際に一瞬立ち止まったけれど、切符が改札を潜りぬけると、鈴華は意を決したようにスタスタと通りすぎていった。
ーまもなく神戸行きの新幹線が発射します!ー
新幹線に乗り込む際も鈴華はためらった。
(今ならまだ、引き返せるけれど・・)鈴華は乗るか、乗るまいか迷っていた。今ならまだ、戻って払い戻しもできるし・・・プルルー、プルルー、プルルー、扉が閉まる音がした。鈴華は新幹線に乗り込むと、ドアがすぐにしまった。鈴華は閉まった扉にもたれかかった。新幹線はゆっくりと動きだした。
(もう、戻れないんだ・・)鈴華は自分自身に言い聞かせながら、乗車券に記載されていた座席番号を探し当てると席に座った。平日のガラガラの席は隣は誰もいなかった。
誰もいない席に座ると改めて俊也のことを考えていた。俊也の身の回りのことなど何も知りはしなかった。決まった相手がいるのか?とか家のことなど、全く何の情報もないまま新幹線に飛び込むなどそんな大胆な勇気を持っているとは自分自身に驚いた。鈴華は新幹線内の売り子から缶ビールを買うと窓の外をみながらビールをあけた。
鈴華は時計をみると、昼の12時だった。神戸には午後3時に到着予定だった。鈴華は神妙な気持ちで窓の外をみていた。
(なんでこんなにかきたてられるように向かっているのだろう)
空には雲に覆われていたけれど、それでも晴れていたけれど、神戸が近づくにつれて雲行きがどんどんと怪しくなっていた。

p.s
最近、早起きすることが多くて朝から執筆活動、朝食をつくる!!わぁ〜...真面目‼️朝からビーフシチューを作る。美味しくて全部食べてしまう。朝からすごーいびっくり


こないだ、いったエッグスシング💕4時間近くも喋り倒した。過去のうっぷん!!

私は決めましたラブ今、決まっている修行以外は当面やらないと‼️

今月から動きだすよガーン滝汗
修行でも決まっている所はやめないけれど、それ以外はやらない。頭を空っぽにして、戦いになるかもしれないけれど(→私から戦うことはないと思うけれど)、やるって決めた。圧がかかろうと、決めた。その決心がついたのだ。やりたいことが多いとリスクを背負ってまでやろうという気持ちにはなれなかったのですが、、、やりたいことも整理がついたので、現状決まっているもの以外絶対に5年はやらないと決めたのだった。
今日も朝からノースポートの原稿整理。そのあとビーフシチュー作る💕