「どうなっているんだよ!!」俊也は苛立ちながら電話をした。
プルルー、プルルー、プルルー、プルルー・・・電話がずっと鳴り続けても愛那は電話にでなかった。
「何なんだ・・・」俊也は何かの間違いだと思った。きっと15:10の間違いなんだと自分に言い聞かせた。
「そうだ。きっと愛那は1時と3時を間違えたんだ」俊也は大声で納得させるようにいった。
「なんだ!!そうだよ。俺が間違えただけさ」俊也は苦し紛れに自分自身に言い聞かせた。喉元につかえていた大きな溜飲を飲み込んだのはいいようのない不安に襲われたからでもあった。
(大丈夫、大丈夫!!必ず戻ってきてくれるさ!) 俊也は再び、神戸駅周辺で時間を潰そうと思ってもさっきラーメンを食べたばかりでお腹もすいていなかったからひたすらぶらぶらと歩いていた。古着屋でみていると、ちゃんちゃんこのような古着が店頭に飾られてあった。
(これ、愛那のお父さんにいいかも・・・)俊也はそういうと上に掲げられていたちゃんちゃんこを手にとるとレジにもっていった。
「これ、下さい!」俊也はレジで会計を済ませると紙袋を片手にもっていった。店をでると少し晴れやかな気持ちになっていた。古着屋を回ると今度はお茶が売っている店だった。
「よかったら飲んでいって。中国茶よ!」店の恰幅のよい店のおばちゃんは店頭に立ってお茶を勧めた。
「どーも」俊也は受け取るとぐいっと飲み干した。
「中国茶で2000年以上前からあるのよ。万能薬っていっちゃいけないけれど、体調が悪い人とか病み上がりの人が飲むとどんどん体調が良くなっていくって事例が報告されているのよ」
「なんか苦いですよ!」
「その苦さがいいんですよ!」商店街のお茶屋のおばちゃんは屈託のない笑顔を浮かべていた。
「でも高いですよ〜!」
「そりゃ、高麗人参より滋養強壮が強いと言われているからね〜」ニコニコと屈託ない笑顔で言われる、本当にそうなのかもしれないと思えてきたりしていた。
「そ、そうなんですか!?」
「血流をよくして、免疫力を高めてくれるのよ!」
「でも高そうですよね!」
「まぁね!それでもこんなこといったら怒られるけれど、ここだけの話、ガンを患って身体がよわっていたある人がさ、これを飲んだら、ほんとここだけの話、薬事法に触れるから大声でいえないけれど、ガンが寛解したっていうんだよ!!末期までいったっていうのにだよ。その人、ここの商店街の大主だけれど、今も90でもピンピンしているよ!だから値段が張ってもそれ以上の価値があるっていうのよ」
「お、おいくらですか!?」俊也は恐る恐る聞いた。
「いい!?心してね〜25000円!!」
「ええっ、少量なのに、ですか!?」
「それだけ希少価値が高いということよ!」おばさんにそう言われると俊也の頭の中には病み上がりの愛那のことが浮かんでいた。愛那の為になら買ってみようかという気持ちになった。自分はとても元気だからこれ以上元気になっても仕方がない気がしていた。
「わかりました。買います!」
「まぁ、若いのになんて太っ腹なの!?」おばさんは見上げたといわんばかりに感嘆の声をあげた。
「彼女の為です。体調がまだよくないから!!」
「まぁ、若いのにホントに思いやりにあふれているのに!こんな素敵な人に思われるなんてその子もホントに幸せな子ね!」おばさんは半分もちあげるように、半分感心したようにいった。
「そんな風に思ってくれてたらいいですね!それ、ください」俊也は腹をくくったようにいった。
「まぁ、ありがとう。おおきに!」おばさん
は手を組むと拝むようにいった。
p.s
これからブルー・スウェアー 面白くなっていくよ。私は恥ずかしさを捨てるよ。どんなシーンだって、、恥ずかしさを捨ててかくよ👹これから超〜面白くなる予定。幻は超えられる予感💕これからとっても重たい展開が・・・。
誓うということの意味は想像を超えたもの。。
幻も書き直さきゃ。
誓うって簡単じゃないなぁ〜って思った。かきながら。どんな試練があっても突き通すというのは時には人を深く傷つけてしまうということもあるんですよ。そしてそれは執着とも取れるんですよ。それでも突き通すんですよ。ブルー・スウェアー のタイトルの意味がこれからわかります。
想像以上に、想像できない展開が待っています。韓国ドラマより沼化していきます。
はずかしさなんていらない。
鬼になって書きます!!
今日の雲はなんかおかしかったですね。