第10部 ブルー・スウェアー 第7章 余生 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「例え、意識がもどらなかったとしても、俺は近くにいるさ」俊也はそういいながらも言葉を詰まらせていた。直美はその言葉を聞いて、寝たきりの愛那が少し憎らしく思えたりもした。あんたが気がつかないところでこんなに思われているんだよ、と思うと半分憎らしささえ感じた。そう思われていることさえ気がついていないというのに、意識がない愛那に嫉妬したりしている自分に内心、情けない気持ちになったりした。こんな悲しい事故に巻き込まれても、意識が戻らない愛那に嫉妬している自分が悲しかった。

直美はもし、明日、瀕死にあったとしても誰もここまで心配などしてくれないだろう。きっと親ぐらいだろう。そう思うと直美は意識がもどらない愛那を羨ましいと思った。例え、意識がまだ戻らない愛那がなんでこんなに羨ましいと思えてしまうのか、不思議でたまらなかった。

(意識不明の重体でも、愛那が羨ましいのは何故だろう。それでもあなたは私の憧れの存在だった。今も)直美は思わず、立ち上がると俊也が思わず直美をみた。

「あっ、ちょっと用を思い出したので・・・」

「わかりました。今日はきてくださり、ありがとうございました!!」俊也は立ち上がってお辞儀をした。

直美は少し緊張しながらも、病室を後にすると、直美はまだ意識がもどらない愛那に嫉妬している自分がいることにきがついていた

「・・なんなのよ!!」直美は得体の知れないモヤモヤした気持ちが胸の中から沸き起こってきていた。

「何でこんな風に・・」直美はいつしか何に対して悲しい気持ちになっているのかわからなくなっていた。


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頑張ろー!!なんかすごーい💖💖

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