2019/10/06 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「いや、おまえがいいなら、それでいいんだ。俺の心配はいらない!!」健三は自分を奮い立たせるようにいった。

「・・・ごめんね!」

「なんでおまえが謝るんだ?おまえの人生なんだ。おまえが決めればいいんだ。俺に遠慮しなくていいんだ」健三は精一杯の強がりを浮かべながらも、悲しい気持ちが奥底に沈んでいることを愛那は感じとっていた。

「・・・お父さん、いつだって、お父さんの娘なのだから、家族が1人増えたと思ってよ!!」

「・・・そうだな・・・。おまえが嫁に行こうと俺の娘であることに変わりはないんだ。家族が1人増えたんだ」

健三は自分に言い聞かせるようにいうと、わりきったような表情を浮かべた。

「俊也君も義理の息子になるんだな!」健三は感慨深そうにいった。

「・・・はい!!」

「そうだ。歳など関係ないさ。言われてみたらそうだ!それに中学からおまえと一緒にいるなら、お父さんも安心だ!!よし、一緒に酒でも飲もうじゃないか!!」健三は急に嬉しそうな顔になると、立ち上がって棚から酒をとりだした。

「おまえの卒業祝いと兼ねて、酒を酌み交わそう!!」健三は陽気な笑顔を浮かべながらいうと日本酒を一升瓶をだすと、俊也と愛那に小さなグラスをさしだした。

「一緒に飲もう!!」健三は先程のテンションが低かった姿と打って変って明るく振るまっていた。愛那と俊也に小さなグラスを並べると日本酒をそれぞれのグラスに注いだ。

「こうやって、酒を飲み交わす時がこんなに早く来るなんて今日の今日まで夢にも思わなかったよ!」健三がさっきの寂しそうな表情と打って変って明るい表情をすればするほど、無理をして、自分に言い聞かせているのだということを愛那は内心痛感していた。

(お父さん、無理をしてる・・)愛那はそう思うと顔にはださなかったが少し胸が痛む思いでもあった。

「・・・」

「さっ、みなで乾杯しよう!!」健三は明るく振舞っていた。

俊也もものすごい作り笑いを浮かべていた。

「さっ、乾杯ーしよう」健三が盃をかざすと、俊也も明るい表情で振る舞うとぎこちなかった先程の空気が徐々に和らいでいくかのようだった。

いつの間にかぎこちなかった空気も消え去り、和やかな空気に包まれて2時間が経っていた。健三も俊也も酒の酔いも回り、上機嫌になっていた。健三は頬を真っ赤にしながら、ふといった。

「・・・俊也くん、うちは君がよくご存知のように、愛那の母親はこの子が小学4年生の時に他界した。よくできた子でな、不平1つこぼさず、状況を理解して、他の年頃の子が何も考えずに遊んだりしているときにしっかり家のことをこなしてくれた!俺は口にはださなかったけれど、そのことはよく感謝しているんだ」健三は今まで口にしたことのない愛那への感謝の気持ちを口にした。

「・・・お父さん・・・」愛那は少し感激した気持ちを抑えるようにいった。


p.s

もう10月です。あっという間に過ぎていきます。今年はなんかとっーても変な年でしたが、頭の中はキャンドルやケーキでいっぱいな、不思議なほどキャンドルな1年でした。なんでこんなにキャンドルが好きだったのか、正直よくわかりません。また強烈な夢をよくみた1年でした。なんか強烈な夢が多かったです。でも来月からはレッスンは月1にして、自分磨きにこれからは専念すると決めたのです。すごい熱にうなされていたここ2〜3年でした。でも今は不思議なほどその熱も収まり、今まで習ったことは暮らしの中でこれから役立てよう思います。今までは彩りではなく、生活が犠牲になっていたので(ほしい服が買えないとか・・・。暮らしを犠牲にして趣味につぎこんでいたので😰何かを犠牲にしていたのよ!!)熱がかなり収まり、、これからはゆっーくりやっていきます。(なんで今までそれができなかったのだろうか?苦しい位の熱量でした!24h考えていた日もありました)来月から自分磨きに執筆にたくさん本を読んで、頭がかなり空っぽなので、たくさんの知識をつけたい💖

いろんなレシピを考えてしまうのと同時に、、やはり、キャンドルの存在はすごく大きかったです。でも来月からは生活重点で、レッスンより、知識的勉強に比重を置き、、書きます❣️とにかくここ数年、エネルギーのこと以外、さっぱり勉強していないので、、いろんなことを勉強するぞ!!ハーブの🌿勉強から始めたいと思います♪レッスンで習ったことをより知識を深めていきたいです真顔そして、本もたくさん読みたい!!美味しいハーブでも飲みながら❣️