第9部 幻(フレア) 第20章 幻 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「文香ちゃん、しっかり幸せになって!」良子は部屋のリビングで明日嫁ぐ文香は涙ながらにいった。文香は涙ながらに嬉し泣きではなく、悲しくて泣きそうになるのを堪えながら無理に笑顔を作っていた。

「・・え、えぇっ、お母さん!」

「お父さんもお母さんも明日という日のためにいたようなものなのだから!」良子は涙が溢れ落ちてホロホロと泣き始めた。文香は言葉では表せないほどの複雑な気持ちになった。

でも、最終的には今、この目の前の母親を悲しませてしまうのだろうか?悠人にいって下手の茶番劇など中止にしようかとさえ思えてくる。自分というものを押し殺してしまえば、この母親とそして父親も何も本当のことを知らないまま、幸せな気持ちになるのだろう。もし、ここで自分の本当の気持ちを打ち明けて、逃げ出してしまったら、父はもとより、今、目の前にいる母親はショックのあまり、なきくれてしまうのだろう。文香は親の想いを優先するべきか自分の想いが、あまりに相容れないものであり、どちらかが犠牲にならなくてはいけないものかと思う、すごく残酷に思えてきた。悠人は明日の結婚式を壊すことなど到底できないであろう。他人のマリッジブルーな如きに自分が犠牲になるような人ではないような気がしてきた。きっと何事もなかったように心の中ではほんの少し、気休め程度に思い出しはするだろうけれど、実際には行動移すことないだろう。あの人はどうみても、自分が可愛い人にしかみえなかった。

(どうでもいいと思っている私のために自分を犠牲にする人なんかではないわ)文香は悲観的になってしまった。

所詮、愛だ、恋だって世の中は騒ぎ立てるけれど、まやかしじゃないかっと文香は醒めたような気持ちに囚われた。ドラマのような恋愛をどこかに心の片隅に求めてしまうような希望を抱いていたけれど、文香のほのかの希望は微塵もなく打ち砕かれ、絶望的な気持ちになった。

(バカだ。私・・・どこかで誰かが助けてくれるかもしれないと、ずっと思っていた)文香は、ほんの僅かな期待さえも裏切られたような、そんなことを心の中で期待していた自分にさえ、自己憐憫の悲しみがこみ上げてきていた。

(愛だ、恋だ、純愛だっていうけれど、結局はみな、それぞれの欲目と私利私欲が渦巻いていて、ただ、自分の損得感情だけで生きているだけじゃない?うまいこと美辞麗句を並べて、そういう風に思われないようにうまくすり替えているだけなのよ。そんな純愛なんて、この世にはないよ!)

「文香ちゃん、しっかり幸せになって!」良子は部屋のリビングで明日嫁ぐ文香は涙ながらにいった。文香は涙ながらに嬉し泣きではなく、悲しくて泣きそうになるのを堪えながら無理に笑顔を作っていた。

「・・え、えぇっ、お母さん!」

「お父さんもお母さんも明日という日のためにいたようなものなのだから!」良子は涙が溢れ落ちてホロホロと泣き始めた。文香は言葉では表せないほどの複雑な気持ちになった。

でも、最終的には今、この目の前の母親を悲しませてしまうのだろうか?悠人にいって下手の茶番劇など中止にしようかとさえ思えてくる。自分というものを押し殺してしまえば、この母親とそして父親も何も本当のことを知らないまま、幸せな気持ちになるのだろう。もし、ここで自分の本当の気持ちを打ち明けて、逃げ出してしまったら、父はもとより、今、目の前にいる母親はショックのあまり、なきくれてしまうのだろう。文香は親の想いを優先するべきか自分の想いが、あまりに相容れないものであり、どちらかが犠牲にならなくてはいけないものかと思う、すごく残酷に思えてきた。悠人は明日の結婚式を壊すことなど到底できないであろう。他人のマリッジブルーな如きに自分が犠牲になるような人ではないような気がしてきた。きっと何事もなかったように心の中ではほんの少し、気休め程度に思い出しはするだろうけれど、実際には行動移すことないだろう。あの人はどうみても、自分が可愛い人にしかみえなかった。

(どうでもいいと思っている私のために自分を犠牲にする人なんかではないわ)文香は悲観的になってしまった。

所詮、愛だ、恋だって世の中は騒ぎ立てるけれど、まやかしじゃないかっと文香は醒めたような気持ちに囚われた。ドラマのような恋愛をどこかに心の片隅に求めてしまうような希望を抱いていたけれど、文香のほのかの希望は微塵もなく打ち砕かれ、絶望的な気持ちになった。

(バカだ。私・・・どこかで誰かが助けてくれるかもしれないと、ずっと思っていた)文香は、ほんの僅かな期待さえも裏切られたような、そんなことを心の中で期待していた自分にさえ、自己憐憫の悲しみがこみ上げてきていた。

(愛だ、恋だ、純愛だっていうけれど、結局はみな、それぞれの欲目と私利私欲が渦巻いていて、ただ、自分の損得感情だけで生きているだけじゃない?うまいこと美辞麗句を並べて、そういう風に思われないようにうまくすり替えているだけなのよ。そんな純愛なんて、この世にはないよ!)

文香はそんな風に思いながらも、心の何処かでそうであってほしいというもう1人の自分自身の声には気がついていなかった。

(みんな、自分のことばかり・・)

文香は遠い目をしながら、全く嬉しさの感情がわかない絶望的な虚ろな目でぼんやり遠くをみた。その絶望的な思いの先には晴れ渡る空の下、強くガッツポーズを浮かべ、誰かに強く思いを向けているあいつの力強い笑顔を浮かべていた。そう、その笑顔は私に向けられるはずだったというのに。

「愛なんて、幻なのよ」文香は思わず呟いた。



p.s
次の作品のタイトルをどーするか猛烈に悩んでいますっ‼️いくつか考えていますが、決まらず。
◯心の影
◯心のラビリンス
◯あの日に帰りたい
                  など、など。
小説の中身に近いタイトルは「あの日に帰りたい」でしょうか?それか偽果にしようかと思ったり様々ですが。。

ふぅー、難しい😭