昨日のblogからの続き...「プレジダン ウィルソン」の牡蠣の屋台で...

二女は数種類の牡蠣を2皿、計18個を二女が注文したみたいで。こちらはワイン無しみたいで。しょうがない。


僕は大作戦!をする為に気配を消しながらその場を離れて...花束じゃないけど。


妻は「あれ、お父さん何処に行ったんだろう」と言っていたらしいけど。


二女は僕がいない!と、わかった瞬間に、僕の大作戦を察したらしいけど。



そうなんです。100mくらい先の屋台(ワイン専門)へ、白ワインを買いに行っていたんです。紙コップ等がある事と...


この場で栓を開けてもらえるかを確認してかは、フルボトルを購入して。


もちろん、牡蠣の屋台の店主さんにも、ワインの持ち込みがOKか確認して。


あ、急いで戻ると、2人がこっちを見て笑ってる。バレたか?


「ほら、心配ないでしょう。お父さん、絶対にワインを買いに行ったんだって」


「そういうのは言わないのが少しカッコいいね」と二女...うん、わかってるね。


妻と二女とで、フルボトルはあっという間に空に...愉快、愉快。



お隣は香港から来たという若いカップルがやはり楽しそうに牡蠣を堪能している。そして、英語で会話をする...旅先での愉しみ。


香港のカップルも、結構、食べてたかな?もちろん僕たちも...



「どう美味しい?パリの牡蠣は全部、ここから来るんだよ、ノルマンディって知ってる?」と屋台の店主さん。


「ほらこれ見て」(※Google maps の衛星画像)...段々と画像を拡大する店主さん。フランス、パリ、人差し指と中指で西へ。


「ほら、青い海、これが僕の生簀...今日の牡蠣もここから運んで来たんだ」...


「そしてね。フランスの牡蠣は、全部、日本の牡蠣なんだよ...」


という説明に混乱する妻と二女。「うん、ほら、この牡蠣たちの、マザー、マザー、and マザー、マザー...が日本の牡蠣なんだ」


「50〜60年くらい前に、フランスの牡蠣は病気で、ぼぼ無くなってしまって、僕たちファミリーもどうしようと、なったんだ」


「その時に、病気にも強くて、美味しい牡蠣をということで、世界中の牡蠣の中から選ばれて、フランスの牡蠣の養殖を救ってくれたのが、日本の牡蠣なんだ」


「当時、色々と助けてくれて、ほら大きな地震があった宮城...」


「その時は、今度は僕たちが恩返しをする番だって...感謝しきれないからね」


ちょっと泣けちゃいました。もうひと皿追加して。うん、店主さん、サーヴィスしてくれました。妻もかなりの牡蠣LOVERですからね、ありがたい...メルシー!


2016年、また(何度もあったらしい)...パリの牡蠣が被害を受けた時は「恩返し、返し作戦」が実行されたという。



その後も店主さんとの会話(英語で)が弾んで。お、妻も二女も、え、お、なんだか、英語、結構、喋ってる。


そうだよ、中学英語、なんなら中2までの単語と文法で...うん、旅先での簡単な日常会話なら、全然、大丈夫だと思うよ。


とにかく聞いて、話すこと、慣れることだよ。笑顔があれば大丈夫。


そして、HelloとThank youを忘れずに、相手の目を見ながら。あ、ボンジュールと、メルシーかな、今回は。


あ、あとは、I my me, you your you, he his him, she her herさえ、しっかりしてれば。過去形とwiillとかもかな。


あ、mayは?とか、wouldは、とか、過去完了とか付加疑問文とかは、とりあえずはいらないから、笑顔、笑顔。


本当に楽しい時間をメルシー!そして全く知らなかったフランスと日本との絆...牡蠣を巡る、ストーリー。


P.S.

※宮城産以外、広島産の牡蠣にも助けられたとか。現在、フランスの牡蠣の99%以上が、日本産の母牡蠣由来だとか。