1時間半ほど歩いて、オルセー美術館へ。予約をしていなかったので、チケットの購入のため、45分ほど並ぶ。
ルーブル美術館と、オルセー美術館は、予約をした方が無難かな、と。特にハイシーズンのルーブルは必須かな、と。
結構歩いたのと、チケットを購入する為に並んだのとで、妻共々、お腹と背中がくっつくぞ、状態に...
ミュージアムの中にある「Restaurant du Musée d'Orsay」で、ランチを。
館内はほぼ満席だったので、この2枚の画像はレストランのInstagramより。
おのぼりさんな僕たち...この雰囲気だけでも、たまらない。デートに最適(笑)
メニューは、31ユーロのプリフィックスメニュー(という程では無いのかな)から、前菜+メイン、とメイン+デザートを。
僕たちを担当してくれた女性のサーヴィスは、とても良かったし、見た目や味だって及第点だと思う。ニューヨークの様に、20%のチップを、とかないし、1度は是非。
互いのメニューをシェアして。堅苦しい?三つ星とかじゃなければ、シェアは全然、Okey...フランスはシェアはダメなんて情報があったりもするけど、僕的には...
個人でオーダーしたものを、しっかりと食べる。(これは日本でも同じ)味が混じり合うのが嫌だ、という慣習?感覚があるだけで?
星付きレストランでもない限り、個人的には大丈夫かな、と。
あれこれ、何枚もシェア用にお皿を頼むのは、中華料理じゃないんだし...
日本の居酒屋でもないんだから、避けた方がいいとは少し思うけど。
僕たちはシェアするにしても、取り分け皿をお願いすることはあまり無くて。
海外でだって、サーヴィスの方が、こちらが何も言わなくても、気を利かせて、持って来てくれることもあるし。
とにかく、こちらも感謝の気持ちを伝えて、迷ったら、美味しいからシェア大丈夫?と聞いてみるのもいいかもしれません。
そして、僕自身は、たとえば席の場所とかでも、海外のレストラン(1,000ヶ所以上、訪れていると思う)で嫌な思いをしたことが無いんです。鈍感なだけかもしれませんが。
今回の旅でも、レストランで食事をした時には、たまたまだろうけれど、なかなかの席ばかりでした。うん、my鈍感力かも...
ま、でも言葉は悪いけど、日本代表の心意気で、誰も気にしちゃいないだろうけど、背筋をピンと伸ばして...
「なめたら、あかんぜよ」という気持ちで、訪れるからかもしれないけど。
あとは、「客だから」じゃなくて、感謝とスマイルを、かな。
ま、そんなに大げさじゃなくて、見た目がアレだから、かもしれないけど。
さて、先ずは、ゴッホ...うん、ゴッホ。僕が批評したりするものではない(笑)...
それよりも気になったのは、何日?掃除してないのという館内のあちらこちらにある...埃。たまに紙屑も。
この埃、ゴッホの真下、ですからね。信じられない。これも「文化」?
そして、オルセー美術館を訪れたあたりから、僕の喉がイガイガ、ゴッホ、ゴッホして来た。マスクをすれば良かったは、後の祭り。
モネ「散歩、傘をさす女性」から約10年後の、連作...涙なしには鑑賞できない。
ほとんどの人はチラッと見て、写真を撮るだけ。もちろん僕だって、ほとんど見ない作品なんて山ほどあるけれど。
特にルーブル美術館の作品なんて、妻の様に、しっかりと鑑賞するには、1週間あっても、全く足りないと思う。
僕の横に、僕よりも背の高い、若い女性が...僕と同じ様に10分程立っていて。
互いに「Youはわかってるね」なんて思ってリスペクトしていた...ってことはないかな、オジサンが邪魔だな、とは思っていたかも。
とにかく、この2枚の前に立ち尽くし、感じて、見入ってしまった。
最初の作品の傍らの男の子は消えて、女性の顔を描くことが出来なかったモネ...僕でさえ、込み上げてくるものがあった。
そして、どうでもいいけれど(笑)...僕が印象に残った作品の幾つかを、どうぞ。あれ?ヨーロッパの絵画ばかりですね(笑)...
基本的に、妻は音声ガイドをレンタルします。僕の10倍くらいの時間をかけて、ひとつひとつの作品を丁寧に鑑賞します。
僕はあっという間に見て、館内の所々にあるイスに座って、作品に関して、色々と調べてみたり、が多いかな。で、妻を待つ、と。
白熊、これ、好き。芸術?と聞かれれば、うーん、て感じだけど、好き。
フランソワポンポンのポーラベア...最初、作品のタイトルがポンポンかと、勘違いして。でも個人的にポムポムと名付けて。
これのミニチュアが欲しかったけど「これ以上、モノ増やさないでください」と妻が。泣く泣く、断念しました。OH!! ポムポム!
館内のカフェで休憩を。下の1枚の画像はカフェの公式Instagramより...だって、満席だから、人が写り込んでしまうので。
レストランで飲んだワイン3杯が、少し回って来たのかな?疲れたかな?でも、とても嬉しそう、楽しそうだから、よし。
この日、はホテルからの往復と美術館内の鑑賞で、25,000歩ほどを刻んで。
「えー、いいよ、もう」という妻を説き伏せて(というほど大げさではない)...
「せっかくだからさ、後で見たら、笑えるし、この瞬間を思い出すよ」と...
エルメスのマフラーを巻いている妻をエルメス本店の前で、パチリと。
老いてゆく肉体(からだ)は
愛も知らずに満足かい?
喜びを誰かと
分かち合うのが人生さ