セーヌ川右岸の凱旋門に割と近い場所に位置する16区のホテルに宿泊している...

ホテルから、凱旋門を目指さずに、サン=トノレ通りを歩いて...

数々のブランド店が並ぶ辺りから、シャンゼリゼ通りへと、右折...

シャンリゼ通りの半分から東というか...この辺りの通りの両端は何も無いんです。華やかではないシンプルな雰囲気。


でも、僕の頭の中で...あの曲と歌詞がスタートする。キミと来ることができた。


「街を歩く心、軽く 

誰かに会える この道で

可愛い君に 声をかけて
こんにちは僕と 行きましょう

オー、シャンゼリゼ 
オー、シャンゼリゼ

いつも何か すてきなことが
あなたを待つよ シャンゼリゼ」 

Lyric:Michael Deighan, 
Michael Wilshaw, 
& Kazumi Yasui


シャンゼリゼ通りで、ひとつだけ開いていたオールドスクールなクレープの屋台と、騎馬警官と。OH!! シャンゼリゼ!



1時間半ほど歩いて、オルセー美術館へ。予約をしていなかったので、チケットの購入のため、45分ほど並ぶ。


ルーブル美術館と、オルセー美術館は、予約をした方が無難かな、と。特にハイシーズンのルーブルは必須かな、と。



結構歩いたのと、チケットを購入する為に並んだのとで、妻共々、お腹と背中がくっつくぞ、状態に...


ミュージアムの中にある「Restaurant du Musée d'Orsay」で、ランチを。


館内はほぼ満席だったので、この2枚の画像はレストランのInstagramより。



おのぼりさんな僕たち...この雰囲気だけでも、たまらない。デートに最適(笑)



メニューは、31ユーロのプリフィックスメニュー(という程では無いのかな)から、前菜+メイン、とメイン+デザートを。


僕たちを担当してくれた女性のサーヴィスは、とても良かったし、見た目や味だって及第点だと思う。ニューヨークの様に、20%のチップを、とかないし、1度は是非。


互いのメニューをシェアして。堅苦しい?三つ星とかじゃなければ、シェアは全然、Okey...フランスはシェアはダメなんて情報があったりもするけど、僕的には...


個人でオーダーしたものを、しっかりと食べる。(これは日本でも同じ)味が混じり合うのが嫌だ、という慣習?感覚があるだけで?


星付きレストランでもない限り、個人的には大丈夫かな、と。


あれこれ、何枚もシェア用にお皿を頼むのは、中華料理じゃないんだし...


日本の居酒屋でもないんだから、避けた方がいいとは少し思うけど。


僕たちはシェアするにしても、取り分け皿をお願いすることはあまり無くて。


海外でだって、サーヴィスの方が、こちらが何も言わなくても、気を利かせて、持って来てくれることもあるし。


とにかく、こちらも感謝の気持ちを伝えて、迷ったら、美味しいからシェア大丈夫?と聞いてみるのもいいかもしれません。


そして、僕自身は、たとえば席の場所とかでも、海外のレストラン(1,000ヶ所以上、訪れていると思う)で嫌な思いをしたことが無いんです。鈍感なだけかもしれませんが。


今回の旅でも、レストランで食事をした時には、たまたまだろうけれど、なかなかの席ばかりでした。うん、my鈍感力かも...



ま、でも言葉は悪いけど、日本代表の心意気で、誰も気にしちゃいないだろうけど、背筋をピンと伸ばして...


「なめたら、あかんぜよ」という気持ちで、訪れるからかもしれないけど。


あとは、「客だから」じゃなくて、感謝とスマイルを、かな。


ま、そんなに大げさじゃなくて、見た目がアレだから、かもしれないけど。



さて、先ずは、ゴッホ...うん、ゴッホ。僕が批評したりするものではない(笑)...




それよりも気になったのは、何日?掃除してないのという館内のあちらこちらにある...埃。たまに紙屑も。


この埃、ゴッホの真下、ですからね。信じられない。これも「文化」?


そして、オルセー美術館を訪れたあたりから、僕の喉がイガイガ、ゴッホ、ゴッホして来た。マスクをすれば良かったは、後の祭り。



モネ「散歩、傘をさす女性」から約10年後の、連作...涙なしには鑑賞できない。





ほとんどの人はチラッと見て、写真を撮るだけ。もちろん僕だって、ほとんど見ない作品なんて山ほどあるけれど。


特にルーブル美術館の作品なんて、妻の様に、しっかりと鑑賞するには、1週間あっても、全く足りないと思う。


僕の横に、僕よりも背の高い、若い女性が...僕と同じ様に10分程立っていて。


互いに「Youはわかってるね」なんて思ってリスペクトしていた...ってことはないかな、オジサンが邪魔だな、とは思っていたかも。


とにかく、この2枚の前に立ち尽くし、感じて、見入ってしまった。


最初の作品の傍らの男の子は消えて、女性の顔を描くことが出来なかったモネ...僕でさえ、込み上げてくるものがあった。



そして、どうでもいいけれど(笑)...僕が印象に残った作品の幾つかを、どうぞ。あれ?ヨーロッパの絵画ばかりですね(笑)...









基本的に、妻は音声ガイドをレンタルします。僕の10倍くらいの時間をかけて、ひとつひとつの作品を丁寧に鑑賞します。




僕はあっという間に見て、館内の所々にあるイスに座って、作品に関して、色々と調べてみたり、が多いかな。で、妻を待つ、と。



白熊、これ、好き。芸術?と聞かれれば、うーん、て感じだけど、好き。


フランソワポンポンのポーラベア...最初、作品のタイトルがポンポンかと、勘違いして。でも個人的にポムポムと名付けて。


これのミニチュアが欲しかったけど「これ以上、モノ増やさないでください」と妻が。泣く泣く、断念しました。OH!! ポムポム!



館内のカフェで休憩を。下の1枚の画像はカフェの公式Instagramより...だって、満席だから、人が写り込んでしまうので。



レストランで飲んだワイン3杯が、少し回って来たのかな?疲れたかな?でも、とても嬉しそう、楽しそうだから、よし。



この日、はホテルからの往復と美術館内の鑑賞で、25,000歩ほどを刻んで。


「えー、いいよ、もう」という妻を説き伏せて(というほど大げさではない)...


「せっかくだからさ、後で見たら、笑えるし、この瞬間を思い出すよ」と...


エルメスのマフラーを巻いている妻をエルメス本店の前で、パチリと。



老いてゆく肉体(からだ)は

愛も知らずに満足かい?

喜びを誰かと

分かち合うのが人生さ



恋人に出逢えたら
陽の当たる場所へ連れ出そう
命預けるように
可愛いあの娘とネンネしな

Lyric by Keisuke Kuwata