父は元旦には着物を来て、家族のために「若水」を用意して、墨をすり、毛筆で朝早くから年賀状をしたためていた。

僕自身、達筆だった父と違って、墨をする...行為自体、高校時代からやっていないし、着物なんて着たことさえない。


大晦日から大量に昆布巻きを母と一緒に仕込んで、三が日を過ぎても、なかなか減らない昆布巻きを苦手になったことがある。



そんなことを思い出しながら、孤独のグルメ...をBGM代わりに御節を。


一応、義理の息子には聞きましたよ。「元旦の朝はテレビをつける?」って。


答えは「Yes」でした。妻と長女は、「うーん、いいかな?」と(笑)...


昨日もblogに書いたけど、長女が母である妻と、妻の母である彼女にとっておばあちゃんの御節の「味つけ?レシピ?」を...


受け継いで行きたい、ということで、妻と共に30日から色々と拵えていました。


もちろん、長女は夫の母(義母)からも、色々と聞いているらしい。そういうところは、昔からしっかりとしています。


結構な種類と量の素材のほとんどは、長女と長女の夫が差し入れてくれて。


個人的に外せない数の子と長老木と、妻が所望の和栗の甘露煮は僕が購入したけど。和栗の甘露煮はぼちぼちな金額だし。


長老木くらいかな?手づくりでないのは...伊達巻も焼くし、黒豆煮とかはもちろん、田作りなどはシラスから作ってました。



御節を楽しんだ後、妻と、三女と長女ファミリーと一緒に近くの神社へ。


推定樹齢330年ほどの御神木に手を合わせて、鳥居の手前で一礼し、正中を避けて参道を歩いて境内へと向かい手水舎で身を清めて、再拝、二礼、一拝して祈る。


特定の寺や宗教などを信奉していない...特に神道を、ということもないけど。


柔軟にその時々で。この地に越してきてからは、毎年、こんな感じです。







少し歩いて、もうひとつの神社へ。「神様同士が喧嘩するんじゃない?」なんていう意見?もあったけど、はい、柔軟に。


「七福神巡りとかあるし、川越に住んでいた頃だって、神社と寺に行ってたじゃん」と僕が言い返す。ディベートは負けない(笑)...



御神籤は大吉!妻も大吉!皆んなで色々と話しながら、孫のひとつひとつの仕草に笑いながら、自宅へと戻って御雑煮を。



僕と長女の夫はシェスタ...新幹線で名古屋へと向かう長女ファミリーをクルマに乗せて15時に自宅を出発して小田原駅へ。



孫のことを大好きな長男と合流。某フラッグシップエアラインのキャビンアテンダントがガールフレンドな長男。


羽田空港近くにマンション&オフィスを借りているけれど、ガールフレンドは海外へのフライトが多くなっている、というオチ(笑)...


ミナカ小田原を皆んなで散策...長女ファミリーは帰省のための御年賀を色々と購入していました。長男と孫はTaito Stationへ(笑)。


僕と妻は荷物(カート)番を。新幹線乗り場の入り口まで皆んなで歩く。


特大荷物置き場付きの座席への変更(+1,000円)への変更を長女の夫が手続きしていると、駅構内のアナウンスが。


「○○地方の大地震により、停電が生じたために、一度、全線が...」みたいな内容で。大地震?聞き違いかな、と。


長女ファミリーを見送った後、iPhoneの画面を。石川県、震度7、津波...



自宅へと戻る道...妻のiPhoneからNHKの山内泉アナウンサーの声...完璧だった。


僕たちは傍観者だけど、被災地の無事を祈りながら、酒を飲むなんて、甚だ矛盾してるけど。うん、酒も美味いわけがなく、早々に切り上げる。長男が差し入れてくれた、肴の数々は、美味しかったよ、ありがとう。


崎陽軒のシウマイ、ハマダセイの上品過ぎる蟹みそ、カラスミ、等々...





長女と夫には夫の地元の里帰りに、と餞別を。だからというわけではないけど、この菓子を小田原駅で頂戴した。



今回の大地震に被災された方々の無事に思いを馳せて...元旦と1月2日と。