一時期、100台以上を所有していたEM式(簡単に言うと得点板が、機械仕掛けで、回転するタイプ)のピンボールマシン。

一部の部品取り用の何台かを除いては、全てが完動品だった。

レンタカーのトラックや、当時乗っていた赤のVOLVO240エステートで、あの頃(1990年代)ピンボールや他のアーケードや、ジャパニーズアンティークを仕入れに日本中を回った…僕らはハンティングと呼んでいたけど…

そういえばVOLVO240に関して言うと35万kmあたりでメーターが止まったけど、他の機関は順調だったので、計40万km以上は優に走ったと思う。仕事以外には、家族で北海道から九州四国と全国をキャンプしに回ったりもした。


大きな故障は一度もなく、あ、ラジエーター交換くらいかな?マフラーも2回交換したかな。あとは運転席側のパワーウインドーのモーター交換くらいだった。エンジンとミッションはなんの問題もなかった。質実剛健を具現化した様なクルマだった。

止まったらメーターに関しては、ディーラーでは「巻き戻し」でない、証明?付きの修理もできます…と言ってくれてはいたんだけど、当時は興味が無かったからそのままにしておいた。道具として、しっかり走ってくれれば良い、と。



そして、今のたいていのエステート(ワゴンと言われる、昔で言えばライトバンタイプ)と違い、実用的で荷室がとても広くて、分解して上手く積めばピンボールを3台積むことができた。

ピンボールに関しては、今は数台を残すのみだけど…週末はお気に入りのSurf Champ(1975)でも、メンテナンスしてみようかな?と思う。


PS

240は4人目の子どもが生まれた時に、フォードのキャンバースタイル(pop-up-tent)の8人乗りワンボックス車に変えた。


それから10年くらいはエンジンをかけたり、たまに洗車したりもしていたんだけど、そして長女も二女も「引き継いで乗りたい」って言っていたし。でも最終的には手放す事になった。


めったに行かないディーラーでも「良く手が入れられて来たクルマですね」と言われていたんだけど。維持していく力と根性みたいなものが、当時の僕には足りなかった。シンプルに言えばカネに余裕がなかった。駐車スペースの問題とか、色々と…


またいつか、赤か、モナコブルーか、ホワイトか、ベージュの、ま、なんでもいいんだけど、240エステートを乗りたいなと思っている。グワーンとゆっくり進む、「自分の手で操ってる」って言う感じがとても好きなので。あと、思い出もあるからね。


思い出なんて「過去」って言う人もいるけど、思い出って大切な過去だよ、って思います。