初めての漁。~おかめの思い出~
昨日は、あたしにとって初めての漁。
朝、さぶろー山にいきなり言われ、
何のこっちゃ状態だったけれども。
行く決まれば。
やっぱり楽しみなのが人間と言うもの。 おかめと言うもの。
うきうき気分で唐揚げ揚げて。
おかめ弁完成。
あたし。
遠足は、前日の準備が一番楽しみなタイプです。
あたし「お弁当持って。レジャーシート持って。水筒持って。お菓子も持って。るんるんるん♪」
あたし「ひなー。今日は海の上でお弁当食べようね~❤」
ひな「わーい!やったー!!!!!」
あたし達。
気分はピクニックです。 完全に勘違い。
さぶろー山「一応、酔い止めも飲んでおいたほうがいいよ。」
あたし「えー。大丈夫だよー。」
ひな「ひなも大丈夫ー。ひな、この前、大丈夫だったもん。」(ひなは以前漁のお供をした経験あり。)
さぶろー山「いや。何があるか分からんから、一応飲んでおけって。」
あたし「えー。気持ち悪くなったらお弁当食べるもんね~❤」
ひな「うん。ひなもカントリーマアム食べるー❤」
あたし「そうだそうだー!酔い止めにはお菓子だー!」
さぶろー山「いいから。黙って飲め!!!」
大丈夫だとゆーのに。
半ば強制的に飲まされた酔い止め。
あたし「お弁当食べるってゆってんのにー。」
ひな「カントリーマアム食べるってゆってんのにー。」
あたし達。
あくまでピクニック気分。 超勘違い。
さぶろー山「バカヤロウ。船を甘く見るな。」
そんな、完全に勘違いしてるあたし達を乗せてくれる船。
あたし「お船だお船だー!」
ひな「お船だお船だー!」
初めて見る漁船に大興奮のあたし達。
あたし「こんにちはー!今日はよろしくお願いしまーっす!!!」
船頭「どうも。こんにちは。乗る時気をつけてねー。」
あたし「はーい!!!」
と、船頭さんにご挨拶して。
早々に乗り込むあたし達。
ひなは1人でシュタッと降りれたんだけど、
あたしはこのわずか3~40cmの段差に手こずり。。。
あたし「さぶろー山ー!ちょっとー!さぶろー山ー!!!」
さぶろー山と船頭の2人がかりで乗せてもらった。
歳ってこわい。。。
そんなこんなで。
無事に船に乗り込んだらば。
あたし「よし!まずは船内探索だ!!!」
そうです。
まずは探索♪探索♪
船内に入ると、まずあたし達を迎えてくれるのがこちら。
あたし「運転席だー!!!」
あたし。
基本、乗り物が好き。
乗り物が好きすぎて。
100万円かけて大型自動二輪の免許も取っちゃったくらい乗り物が好き。
(運動おんちがバイクの免許をとろうとするとこのくらいかかります。)
除雪車の運転はお手のものだし♪
いつかは船も飛行機も運転したい。
あたし「へー。おもしろーい❤」
車とは全然違う作りに大感動。
ハンドルも触らせてもらった❤
ひな「ママー。こっち。こっちー。こっちに降りるとお部屋があるんだよー。」
2~3畳くらいのスペースとトイレ有。
ひな「気持ち悪い人はここで寝るんだよー。」
さすが2回目。
お詳しい。
あたし「わー。船だ。船だー!でっかいフェリーだ~!!!」
ひな「あ。ひなこのお船乗ったことあるよー。」
そうそう。
ひなとさぶろー山は、2年前、お義父さんと一緒に、フェリーで北海道の旅をしてるんだ。
10歳のくせに、まだあたしですら行ったことのない北海道の地へ。
西を見ると、ちょうどお日様の沈む頃。
あたし「あー。ハワイのサンセットを思い出すわ~❤」
ハワイのサンセットは、
もっと綺麗だったけどね。
そして。
船はどんどん沖へ進みます。
あたし「うわ。結構揺れるんだね~!」
ゆら~ん。
ゆら~ん。
何かにつかまってないと転がりそうなくらい揺れる船。
あたし「ひな。しっかり座って。そこにつかまってな。」
ひな「はーい。」
船頭「ちょうど川から海に変わるとこだからね~。海に出てさえしまえばこっちのもんよ。」
鼻歌を歌いながら運転する船頭。
超余裕の運転です。
ゆら~ん。
ゆら~ん。
あたし「うぉッ!こっ・・・転がる転がる・・・!」
波がくる度に大きく揺れる船。
前後左右。
全てに向かって大きく揺れて。
ひな「うわぁぁぁぁぁ~。ひなも飛んでっちゃうー。」
船内で、大きく足を踏ん張り、
しっかりと手すり棒を握っていても、
転がりそうなあたしとひな。
そんな中。
釣り人達は、
仕掛けを作って、竿の準備をしていました。 ねぇみんな・・・揺れないの?
船頭から魚探を見せてもらったり。
いわしが飛びあがっている姿を見せてもらったしながら、
沖に進むこと10分。
なんかね。
あたし。
いきなり気持ち悪くなった。 何の前触れもなく。本当にいきなり。
船頭「そうだねー。今が一番揺れてる時だからー。」
あ。
そうなの?
ちょっと気持ち悪い・・・どころか、
結構気持ち悪いみたいなんですけど。
今だけなの?
船頭「うん。大丈夫大丈夫。今、アンカー落とすからねー。」
お義父さん「アンカー落とすと船が安定するからさ。そしたらばんばんさー。」
あ。
そうなの?
結構・・・ってゆーか。
かなり気持ち悪いみたいなんだけど。
ばんばんになるの?
船頭「よーし。アンカー落とすよ~!!!」
と、言って。
アンカーを落としたものの。
なかなか安定しない船。
船頭が、船首と運転室を行ったり来たりしながら、
アンカーを落として安定させようとしているんだけど、
何やら全く安定しない船。
船頭「んー??」
右に揺れて。
左に揺れて。
ざぶ~ん。
ざぶ~ん。
と、大きく波に乗る船。
あたし「き・・・気持ち悪い・・・。」
右に左に。
あたしの気持ち悪さを誘う波。
お義父さん「こういう時は、こうやって波に体を任せるといいんだ。おかめちゃんもやってごらん。」
右にまかせて。
左にまかせて。
あたし「気持ち・・・悪い。」
さぶ~ん。
さぶ~ん。
と、波がくる度、
あたしの胃袋もさぶ~ん。さぶ~ん。
あたし「あ・・・・安定は・・・・・。」 どこだ。
さぶろー山「なんか・・・アンカーささらないみたいだねー。」
あたし「ア・・・アンカー・・・・・」
を。
早く早く。
一刻も早くさしてくれ。
と。
その時。
船首から妙な歓声があがり。
何やらみんな大喜びをしている様子が、
うっすらぼんやり見えた。
さぶろー山「わはははは!わはははははは~!おかめおかめ。ちょっと面白いよ~。
なんかさ。アンカー落としたら、アンカーが釣れた~!」
アンカーを海に投げたら、どちら様かが以前落としていったアンカーがくっついてきた模様。
なんですけども。
ごめん。
それどころじゃない。 気持ち悪い。
あたし「あ・・・・アンカー・・・・・。」
2本あるなら2本させ。
そして今すぐ船の揺れを止めてくれ。
さぶろー山「アンカーが2本だよ!あはははははは。2本になっちゃったよ!」
あたし「あ・・・・アンカー・・・・・・。」
10分前の元気はどこへやら。
あたし。
今や、ただのアンカーを求める人。 お願い。早く安定させて。
さぶろー山「何?おかめ、そんなの気持ち悪いの?」
気持ち悪いです。
相当気持ち悪いです。
ひな「ママー。こっちで寝てたら?」
さぶろー山「そうだよ。そこでちょっとゴロっとしてればいいよー。」
あたし「うん・・・そ・・・する。」
と。
船底のごろり部屋で横たわった瞬間。
あたし「うえええええええええええええええ~」
さぶろー山「えー!うそー!!!!!」
あたし。
開始前に撃沈。 船に乗り込み、わずか10分でこの有様よ。
うきうき気分のあたしが最後に撮った写真がこれ。
「さらば新潟。さらば元気なあたし。 byおかめ」
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その②へ続く・・・








