九日の二日目 | 翠色の部屋

翠色の部屋

Curiosity is all of my life



連休一日目の昨日。
どういうわけか私宛に届いた、夫の病院からの転院手続きの書類の処理で一日が終わる。

あたしったら、先生(夫の主治医)にしてみたら、でしゃばりな嫁さん扱いなんだよね、きっと。
何を勘違いしたかファンレターならぬラブレターまで、送る始末。

みんなでまわし読みして大笑いされているに違いない。

恥。

私は、必死で生きているのにあんまりだ。

これではまったく救いがない。

夫とは、ギクシャクしたまんまだ。

20年一緒にいたけれど、ふたりで築き上げたものはなんにもない。

半年前に辞めるまで、ただただ呑んで呑んで呑みまくった20年間だった。

夫は、アルコール依存症と診断された。
同じだけ呑んだ私は、どういうわけか平気で(リストラに遭ったり、失職の危機に瀕したりはあったが)こうやって暮らしている。

それはともかく、

きっと休みなんてあっという間に終わってしまうんだろうな。

9年ぶりの、昨日の秋葉原での400cc献血がこたえたらしくまだ起きられない。

ベッドの中で、1月の落語の予定に丸をつけたり、週刊誌を読んだり、休日らしい休日ではある。

そう言えば、父が肺炎で入院したという知らせが。

素直に、会いに行くべきか。

でも、夫は連れて行かないほうがいいんだろうな。

ああ、ややこしい。

あっちに気を使い、こっちに気を使い。

こうやって、もっとスムースに、スマートに生きられるはずの人生をめんどくさくしているすべての元凶は、うちの夫なのだ。

酒が夫を甲斐性なしにしたのだろうか?

それとも、初めから甲斐性なしだったのだろうか?

こんなふうに、ただただ重荷で、足手まといで、奥歯に挟まった葱の切れっ端みたいな男。

好きなんだか嫌いなんだかわからない。

こんな男と一緒にいる必要があるのだろうか。

昔の(ブイブイ言わせてた頃の颯爽とした)私だったら、とっくに他に男を作ってさよならだったはずだよ。