続・夏が来るたびに | 翠色の部屋

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じつは、K君に関しては後日談があって。
確か7年半前の暮れのこと。
医薬系の代理店に就職した私は、ふとK君を思い出し、ネットで検索してみた。
出身大学と名前でズバリ。

年末だったこともあり、久しぶりに会って美味い酒でも飲めたらいいな、と気軽な気持ちで手紙を書いてみた。

そうしたら、来ましたよ。
当時の恨みつらみを書き綴ったメールが。

私は、K君に引越し先を告げずどこかに行ってしまったらしい。

どこに行ったかわからない私のことを思い、阿佐ヶ谷の下宿の回りを途方に暮れて歩き回った。

所詮、文学少女の君とは接点がなかったのだ。

こんな女の腐ったような男だったのか。
(フェミニストのみなさん、ごめんなさい。だって、こうしか言い様がないんだもの(-_-;))

K君とは、1、2回デートをしただけでステディな仲ではなかったはずだ。
実際、私の中では彼氏としてカウントしてなかったもの。

他人をどこで傷つけているか、わかったもんじゃない。
そのメールを読んで、慄然としたものだ。

画像は、涼しい風が来ると思ったら、バス停前の会社の優しい心遣いでした。
ありがとうございます。

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