私達は、14年前の5月にニューオリンズに訪れたことがあるのですが、
その時は真っ青な空が広がる快晴が続き、
暑くもなく、寒くもなく、最高の気候でした。
今回は時折青空が見える程度で、曇っていてどんより。
暑い中2時間くらい歩いたけれど、あまりいい写真も撮れず。
フレンチメンストリートでたまたま入ったお店でお姉さんが、
歌だけではなくタップダンスを披露していたのがよかったです。
さて、最終日にニューオリンズの第二次世界大戦博物館に行きました。
前回来た時は行かなかったし、ご近所の奥様が「すごくよかったわ。あそこは行くべき。」と強くおすすめしていたので。
それで、どれどれとネットで場所を確かめると、
その博物館がニューオリンズの観光の人気ナンバー1に
なっているではないですか。
行ってみると確かに見応えのある立派な博物館でした。
建物は大きく、全部で3棟に分かれていて
一つの棟はドイツ戦と日本戦の資料展示だけに使われていました。
戦争中に日系アメリカ人が強制収容所に送られたことなどもアメリカ史の汚点としてしっかり取り上げられていたし、最初は特にバイアスが掛かっているようには感じませんでした。
太平洋上での闘いはかなり膨大な資料が展示してあり、各ブースでビデオが流れているのですが、
東京大空襲、広島と長崎の原爆部分はパネル1枚だけで終わり。立ち止まって見ているのは私達だけで、皆さん素通り。
そして、その後は日本がポツダム宣言を受け、戦争が終結したことに歓喜するアメリカの記事で日本編は終了。
とらえ方によっては、アメリカを中心とした善の連合国が、悪(ドイツと日本)を制するために戦って、勝って、世界平和を取り戻したと、原爆投下も含めて正統化しているようにも取れてしまいます。
その後、大戦の様子が分かる映画を見たのですが、、
映画自体は4Dなので、椅子が震動でガタガタ揺れたり、煙の臭いがしたり、雪が降ったり、さすがアメリカと思わせるアトラクションです。
映画の最後で日本の上空で閃光が走って、館内が真っ暗になり、煙が出てきたので、ああ原爆が落ちたのだと分かりました。
そして、戦争が終わって歓喜するアメリカ人達の様子で映画は終了。館内の観客も皆笑顔。
私はもちろん笑顔にはなれなかったです。
ちょっと待って。これで終わりじゃない。
原爆の悲惨さをこの博物館でも伝えて欲しいと思いましたが、そうすると意図が違ってきてしまうのでしょうね。
「この中で私だけが心の中で泣いている。日本はこの後が地獄だったから。」
と館内を出る前に周りの人に聞こえるように、できるだけ大きな声で夫に言いました。せめてもの抵抗、というか主張で。
夫は I understand. と言っていましたが、第二次世界大戦に対する捉え方は、日本人とアメリカ人では違って当然だから本当の意味では分かりあえないだろうなと思いました。
兎も角、この博物館は、第二次世界大戦をアメリカ側からの視点で学ぶことができます。説明も分かりやすいです。
ここで5時間くらい過ごして、帰路につきました。




