ということで予想ぴったりにコロナが仕上がったという連絡を受けて、引き取り。
預けてからひと月ちょっと。作業開始からひと月弱。
とりあえず回送。
お隣さんの庭先を借りつつ、仕上げ直した部品たちを組み付けていく。
ヘッドライトバケットは、どうやら小糸製は全部黒(この車についていた)、東芝製は全部銀(部品取り車がそうだった)だったよう。
この車は小糸製のものがついていたけれど、仕上げていく過程でこうしてしまったので、綺麗にすることが主目的だったし、そのままいくことに。
グリル周りのガーニッシュやらステンレスモールも固定金具を作り直したりしつつ、部品取り車についていた綺麗なものに交換。これらはフロントバンパーを取らなければ交換できない部品たちなだけに、それらが綺麗になっただけでも達成感と意義は大きい。
ということで完成。
2セットあった昭和40年代中期製の社外オーバーライダーのひとつを入庫中の余暇時間に準備してあったので、それを試しにつける。
改めて、1970年を境にいろいろなものが派手で主張が強くなってくることを実感。このアイテムもこの車にはやっぱりミスマッチ。
とはいえいつでも交換できるので、とりあえずこれで完成。
エンブレムは3つある予備の一つを、リフレッシュがてら"ゴールデンシリーズ"のように仕上げてみたものを取り付けた。
フロントバンパー一式は部品取り車のものを手直し、裏側処理して準備していたのでそれごとの組み付け。
このバンパーは相対的に見れば状態はあまり良くないけれど、凹み歪みは皆無なのと、特段目立った錆やメッキのめくれがあるわけではないので許容範囲。それよりも、ぶつけないように正しく取り付けるのに難儀するのでもう脱着をしたくない(笑)
ふた月弱ぶりの平和な車窓。
交換した、部品取り車についていた傷皆無のガラスがとっても気持ちよい。
レストアではないし、そもそも片側の一部だけなので、"それなりにそれっぽく"してもらった。
マーカーはリフレッシュした67年式固有のものに戻して取り付け。
フェンダーミラーは左右ともに部品取り車のものへ。これは、元々この車についていたものよりアームの角度が寝ている。そのあたりの経緯や変遷は不明。
買った時からついていた初代カリーナのホイールキャップは、ぼくからしたらこの車の歴史の一部なので、あえて引き続きそれを使う。
ボディのロアモールは、そのうち部品取り車から外した綺麗なものを正しく付け直したい。
現車はクリップが腐ったらしく、タッピングビスで固定されている。
当時の雑誌に散々広告が載っているヒロハタ(現エーモン)のイニシャルプレート(これは"カーネーム Eタイプ"らしい)を田舎のお店で見つけたのでつけてみた。あとは同様に、広告が出ている同社のホイールキャップロック。
ごちゃついて好ましくないところはあるけれど、同年代のものなのでつけてみる。
当時の雑誌の広告を見なければ、存在すら知らなかった逸品...。
形違いで2タイプほどあったようだ。
またつけていない小物を取り付けつつ、程よく路上復帰としたい。