自転車を再開して半年もたたないのに、連続して月に500キロ、800キロと走ったところで、車と同じくただ乗るだけがつまらなくなってしまった。

それはやっぱり自分が楽しいのは、新しいものをワクワクしながら追い求めることではなく、昔を探ってひも解いて試してみることだからだろう。

 

そんな最中、ふと夜寝る前にチェックしたサイトであまり見覚えのない車を発見。写真を見るにつけ状態も悪そうでなく、隣県だったこともあり、朝いちでキャリアをセットして現確に向かう。

 

フェンダーを取り外さなければフォークマウントに載らず、四苦八苦して積載し帰着。

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ということで迎えたのは、なんと580サイズの丸石エンペラー、701T。

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何時の時代も560以上のサイズは量産車の広告には載っていないので、カタログ外サイズとして売っていたのであろうか。

当時の本に倣うと、自分の身長では580-600のフレームサイズになるというのだけれど、560以上はめったに見かけない。

かといってもちろんオーダーをするような身分でも、そこまでの深度でもない故に、コロナと同じくやはり量産車に巡り合うのを待つしかなかった。

 

改めて身体計測。

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(レバーとブレーキはもう清掃してしまった時点)

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全体的に汚いものの表面的で、フレームやフェンダーにもへこみや目に見えるダメージはなし。ブラケットの位置が変。などなど。保管状態も悪くなかったようだ。

コンポはシマノSTXなんていうことなのでモデル年としては90年代前半のもののようではあるが、この古めかしいスギノPXクランクはいかにも往年のツーリング車。このPXは特定の需要にこたえるために後年再版されたもののようだ。

 

そうしてまた連日、手を真っ黒にして機械と向き合うことになるのであった...。

 

ランドナーといえばどちらかというと懐古的な要素の強い、目指す方向性としては車で言えばミニやビートルのベクトルに近いように思える。がしかし、このエンペラーは量産車。高年式のミニでマーク1を再現することに躍起になるようなことをすると収拾がつかなくなる(そもそもできることに限度がある)のは目に見えている。

 

故、やっぱり車と同じく、生まれたころを尊重してきれいにしてあげることに。

 

アウターワイヤーカラーの変遷をたどっていると、70年代後半は猫も杓子もフレームと同色で合わせていることに気づいた。

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これは、どの家電も鮮やかな色を身にまとっていたころと同じくらいではなかろうか。

 

70年代も中盤では、逆にどこのメーカーもアウターの色は黒か白だ。

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ということでまたそれなりの工数を経てひとまず完成。

一見汚れてはいたものの、ハブもBBもヘッドも、トモダ以上にコンディションの良い車であった。

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フレームサイズはとてもいいかんじ。

とりあえずひととおり分解清掃はもちろんとして、ケーブル、チェーンは全交換。ブラケット位置は修正。バーテープは案がまとまらないのでなんと再利用(笑)も、案外いい雰囲気だ。

手を付けまいとしていたフェンダーも全体がきれいになり始めると放っても置けず、結局磨いてしまった。

 

なんてことのないコンポも、もう30年も前の機械。珍重されないこの手の者たちは逆にゴミにされることが多いこともあるし、なんといってもここに手を付け始めると上記の通りきりがないので、すべて純正仕様をキープすることに。

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フェンダーも若干の傷程度でみすぼらしくもないのでそのまま。カッコイイ金属製に変更されることもあるリフレクターも逆にそのまま。フェンダーがピカピカになって、さらに見違えたのであった。

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上:リフレッシュ前

下:リフレッシュ後

 

サンセット号と揃い踏み。

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というふうに手塩にかけて整備して、その自転車で走る楽しみを味わうと、ハイテクでも乗りっぱなしの新しい乗り物が物足りなくなるのは、車と同じことなのであった。

 

コロナに合わせてかきあつめてそろえたThuleの1050ラックセットもとてもいいかんじ。

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このシステムラックのデビューは1977年。サンセット号をつんでもぴったりなマッチングだ。

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そういえば先日、ヘッドライトシステムを4灯H1のボッシュに再変更。これはさらに古いタイプで、車幅灯がローの中につくタイプだ。

 

冬も終わったのでスキーキャリアは仕舞にして、いろんな意味でこっちのキャリアにお世話になることになりそうだ。

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自転車積んでおでかけしたいなあ、コロ助や。