ガマシュ警部 スリー・パインズ村の事件簿 (私の大好物) | 身の丈の幸せ

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趣味の映画、テレビドラマ、ブルースについての雑感を中心に日々思うことをぼちぼち書き綴ります。

 

北欧ミステリドラマが好きだ。数はそれほど観ていないが、時間の無駄と感じたようなレベルのものにはまだ出会っていない。このドラマもWOWOWオンデマンドで配信されているミステリドラマの佳作。ただ、これは北欧ではなくカナダ製。面白いぞー、と誰にでもプッシュできるドラマではないが、私の大好物といっていい。
あまり周りの評判でオススメするのも気が引けるが、【ポワロ、ホームズをおさえて人気No.1名探偵】とミステリー・チャンネルでは紹介されている。
いや、渋い。主人公のガマシュ警部をはじめ、捜査陣の面々が素晴らしい。端役にいたるまで、それぞれが自分の仕事(役割)をきっちりこなす。この当たり前といえば当たり前すぎることができないドラマが多すぎる。
ガマシュ警部を好きにならない人はいないだろう。部下が成果をあげるとちゃんと褒めてやる。こういう上司に恵まれたいと思う人も多いだろう。ただ、あまりに人が良すぎた。だからこその結末。
全8話。先住民の女の子の行方不明という縦軸があって、それぞれ2話で解決する事件が4つで構成されている。
それにしても説明が不足している。観ているものの想像で補わなくてはならないエピソードが多いが、説明過多の日本ドラマよりも何倍も好み。こういう点が日本ドラマばかり観ている人が海外ドラマは難しいと感じてしまう一因なのかもしれない。
ガマシュが抱えていたトラウマの原因がちょっと弱いかな。とはいえ、このドラマの評価を下げるほどのものでもない。
とにかく私の大好物。機会があったらぜひ。このドラマのためにWOWOWオンデマンドを契約しても損はしません。