ラスト・ムービースター | 身の丈の幸せ

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趣味の映画、テレビドラマ、ブルースについての雑感を中心に日々思うことをぼちぼち書き綴ります。

※このブログでは、あらすじについては触れません。あらすじを知りたい方は他のサイトを参照ください。

 

バート・レイノルズ、最後にいい映画を残してくれた。ありがとう。

バート・レイノルズにはあまり強い印象が残っていない。完全に過去の人、チャールズ・ブロンソンやスティーブ・マックィーンと同じ時代の人だと思っていた。存命かどうかも知らなかった。
そんな状態で、予備知識ゼロで鑑賞したこの映画。バート・レイノルズ主演だということも知らなかった状態。
最初の10分でおおよその展開とラストは予想でき、実際もその通りに話は進み、そして終わる。驚きはまるでない。が、私は大層気に入ってしまった。満点を啓上させてもらった。いや、いい話だわ。
ほんとに事件らしいものは何もないのよ。映画祭に招かれた元映画スターが、期待していた映画祭ではなかったため、当初は憤慨していたのだが・・・と書いただけでも予想できるでしょ、そう、そのとおりの話。
途中で若い頃の自分とドライブする夢を見るのだが、そうそうバート・レイノルズってこんなイメージだった。
この映画が彼の遺作だと知っていると、ラストのカメラ目線の笑顔にはノックアウトされること請け合い。
いや、いい映画だった。

(Amazon Primeで鑑賞。★★★★★)