スローなテンポのブルースが多いアルバム。ド直球ではなく、かなり変化球のブルースが多いです。
このところ、歪んだギターが多かった中で、実に美しい素直なギターの音です。心が洗われます。
まあ、そこそこのアルバムかな、とタカをくくっていたら最後にやられました。
"#13 The Love You Took Away (Reggae Version)"です。気を失うかと思うほどの名曲です。「哀愁」を音楽にするとこういう形になるのでしょう。曲、声、ギターとも完璧です。英語が聞き取れないので実際は何を歌っているのかはわからないのですが、とにかく半端ありません。もし、縁があってこの文章を読んでいるのならこの一曲だけでも聴いてみてください。レゲエバージョンとあるので、本来のブルースじゃないのかもしれませんが、そんなつまらないことは置いておきましょう。これが音楽です。この曲だけで★★★★★。もちろんYouTube Musicで聴けます。
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