アパートで目が覚めた。
夢の中では家賃が3万円だった。
現実では4万円弱である。
そしてもうすぐ引っ越しをする。
アパートを引き払う前、部屋が片付いたので友達を呼んだ。
そして2人で近くの川に魚釣りに行った。
魚は釣れなくても川辺でのんびり雑談をするのは良いものである。
数日後には数人の友達を呼ぶ。
家で共に飲み食いをした。
そのうちの一人が何も告げずに帰って行った。
皆で金を出し合って買い出しをしたのに、そいつは払って無い。
ただ飯ぐらいしやがって。
まぁそのぐらいはいい。私が出す。
ただ、最初からそうするつもりだったのが気に食わない。
残りの友達のうちで特殊な仕事をしている奴がいる。
「ネットウオッチャー」をしているという。
そんな職業があるのか、それともただの自称か。
仕事内容は名前そのまま。
「ネットを監視する」こと。
依頼人から頼まれた特定の個人や組織をリアルタイムで監視する、というもの。
監視対象のSNSはもちろん、その他色々をネット上で監視する。
彼の仕事部屋を見せてもらった。
もちろんマルチモニタだ。
そしてその上に、一つのモニタも画面が何分割にもされている。
大きな施設の監視カメラを想像してもらえば良い。
その友達に無銭飲食野郎が今どこにいるか特定してもらう。
そいつはドヤ街にいると突き止めた。
そこへ向かう。
もちろん金の回収とかではなく、ただのお遊びである。
そいつはホームレス達と宴会中であった。
そいつを無銭飲食でヤジりながら、自分達もそれに参加する。
金持ちの友達はウナギ弁当を差し入れる。
うまいうまいと食うホームレスに満足する。
しばらくして、そのホームレスが消えた。
幽霊騒ぎとなった。
ただホームレス仲間たち曰く、恨みつらみは無いから安心しろと。
皆ここの暮らしに満足しているという。
そしてある倉庫に連れて行ってもらった。
そこには無数の棚があり、数えきれないほどの食料があった。
すべて差し入れだと言う。
飲食物には全く困っていないそうである。
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という夢であった。
家賃3万円がリアルの方である。
リアルな夢であった。
胡蝶の夢か。
あちらもこちらも現実で同時に存在するパラレルワールドなのかもしれない。
時間も川のように一方的に流れるわけではなく、動画のように均等な価値で存在
しているのかもしれない。
過去も未来も生も死も無意味で、ただそこに存在する。
どの時点にもアクセスしてその時間をやり直せるのかもしれない。
いや、やり直したい時間は一つもないが。
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以上、珍しく覚えてた夢の記憶。
「胡蝶の夢」的な部分も夢の名残で、自分の思想的なものではない。
もちろん引っ越す予定もない(笑)