ニンゲン、あるいはヒトガタと呼ばれる都市伝説的なUMAを知ってるだろうか。
UMAとしては知名度やや低めで、存在可能性も非常に低い。

このニンゲンというUMA…
実は、

「自分はリアルタイムでこのUMAが生まれる瞬間を見ていた」

ので、ここに書いておく。
といっても結構たくさんの人がこのUMAが公になった場面に立ち会ったと思う。

これはちょっとググると2ch発祥となっているが、実はやや事情が異なる。

昔UMAを取り上げているある有名なホームページがあった。
ただ、そのHPの名前は忘れてしまった。
そのHPの運営者ははオカルト好きではなく、れっきとした

「海洋生物の研究者」

であった。
そのHPから生まれたUMAもいた。
何かそのHPの読者で外国へいった人が魚市場かなんかで変わった魚を発見した。
そのスケッチから「新種の魚では」ということになり、UMAとされた。

そういった情報のやり取りは掲示板で行われていた。
自分は2chのことあまりよくわからなかったけど、その掲示板として多分2chが
使われていた。

「ニンゲン」はその掲示板が発祥である。
だから2ch発祥とも言えるけど、どっちかと言えばこのHPが発祥だと言える。

この「ニンゲン」を報告した人はハンドルネーム

「漁業のプロ」

という人であった。
この人はやたらそちらの方面の情報に詳しかった。

ある意味「あやしい」と思えるほどに…



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なぜ怪しいかと言えば。
一般の人は

「プロ=全般的に専門知識を持った人」

というイメージがあるかもしれない。
しかし、これは間違いである。
例えば、

「歴史の研究者」「歴史マニア」

この2人で全般的な歴史的知識を持っているのはどちらだろうか。
たいていの場合「歴史マニア」である。
歴史の研究者とは「歴史を作り出す人」であり、それはかなり大変で、全般的な知識
としては作り出された歴史を享受するだけの歴史マニアの方が知ってたりする。

他の方面でもそうで、プロというのは仕事に使う実務的な知識はあるが、全般的な知識
はそちらを趣味としている人より少ないことも多い。

そういうわけで、その「漁業のプロ」さんは名に恥じない知識を持っていたわけで
あるが、あまりにも詳しすぎるのが逆にちょっと怪しい感じはした。

ただ、一流のプロになると自分の専門以外にも全般的な知識を持っている。
だから、少しだけ怪しいな、と思っただけで、そこまで疑ってるわけではないんだけど。



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それはともかく、その人の言う事には、日本の南極の調査船?でUMAを目撃することが
あるという。
それが「ニンゲン」と呼ばれているとのこと。
忘れたが「ヒトガタ」とも呼ばれる、みたいなことも言ってたような気がする。


それは、体表が白く、上半身が大きい人間のようであるという。

ただし、それを目撃しても特に報告はしないという。
もともと南極まで来られる日本人はごく少数である。
その人たちが言わなければ外部にも伝わらない。

そんな話だった。



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実は「ニンゲン」に関しての情報はこれだけである。
他の事については

「全て後で作られた話」

である。
北極の同様の生物は「ヒトガタ」と呼ぶ、みたいなのも恐らく後付けである。
ほかにも、

「あれは神様みたいなもの」

などという人もいたが、これは「漁業のプロ」さんが言った言葉ではなく、後付けで
別の人が噺のふろしきを広げただけである。



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以上。
結構話が広がってたのでリアルタイムで追っていた自分が書いてみた。

ニンゲンやヒトガタの写真や画像も全部後で作られたものであって、本物は恐らく1枚も
存在していない。
残念ながら。