毎日でもイイ!と思うくらいのお蕎麦好き。
ミシュラン☆つきのお蕎麦屋さんへ行きました。
確かに美味しい。
だけど、感動!!というところまではいかず。。。
最近食べ物で感動することが減りました。
舌が肥えたのか、感覚が鈍くなったのか・・・いずれにせよ淋しい限りです。
母が観ていた鬼平犯科帳。
最後の方の一部しか目にしていないので詳しいストーリーはわからないけれど・・・
お白州で鬼平っぽい人が
復讐して自分が罪人になったら復讐相手に負けることになると思わなかったか
自分が幸せになることこそ復讐相手を見返すことになるとは思わなかったか
と尋ねると、復讐したっぽい女性は、
いいえ、私の願いは復讐相手が不幸せになること、それだけ
と。
ホントそう!!わかる!!
全面女性支持の私。
復讐心を持たざるを得なかった女性は、謝罪ない加害者ときちんと裁きをしなかった者による2次被害者だと思う。
加害者が謝罪したりきちんと制裁されていればこの女性は復讐しなくて済んだだろう。
一方で、鬼平っぽい人の言うことも理解はできる。
自分が被害に遭うまでは私もそう思っていたから。
だけど、それって地獄を見るほどの被害に遭ってないから言える理想だと今は思う。
自分が幸せになることが復讐!と、加害者を見逃すことができるなら、その程度の被害なのだと思う。
自分や身内が酷い惨い被害に遭い地獄を見たら、加害者に対して厳罰を望むのは当たり前。
それなのに、加害者が反省もせず罰も受けずのうのうと暮らしていたら怨む気持ちは消せない。
怨む気持ちを持ち続けることも苦痛なのに。
鬼平のこの場面が自分事に重なった。
自殺者も出るほどの苦しみを与える不倫や有責配偶者からの離婚訴訟に対し、今の日本はあまりにも加害者に甘すぎる。
正義はどこにあるの?
良心の呵責を持たない不倫者に謝罪や反省を求めるのは無駄な行為だとしても、せめて司法はきちんと裁いてよ。
でないと被害者の拠り所はなくなってしまうじゃない。
被害者が更なる被害を受ける不条理は昔から変わらないのだと感じた鬼平犯科帳でした。