永田町駅でフラッシュバックがあってから、これまでやられた色々なことを思い出し、私を苦しめる者たちへの怨みつらみで眠れない日々が続きました。


あまり笑わなくなった私を母が心配し環境を変えようと、琵琶湖畔に2人、しばらく滞在することになりました。


良い歳をして高齢の母に心配をかける親不孝娘です。


久しぶりの琵琶湖は、ちょうど桜の満開に重なり、心癒される景色が広がっていました。

毎日この景色の中にいたら、徐々に怨む気持ちより自然への感謝や生きている神秘みたいなことを考える時間が増えていきました。


そんなある日、たまたまつけていたTVから流れてきた昔の朝ドラオープニング曲。


陽の当たる丘で軽く口笛を吹き

思いきりアハハと笑ってみようよ



という歌詞を耳にした時、なぜか涙が出てきました。


怨みつらみの気持ちを無理に消すことはできないけれど、無理に笑うことはしてみたいと思いました。


帰京してからは、


アハハって笑ってごらん?


と言って、甥っ子と一緒に笑っています。


一瞬かもしれないけれど、その時は嫌なことが吹き飛びます。


そして、これまで怨みつらみに大部分を占められていた私の心に前向きさが少しずつ侵食してきているように感じています。


悩み嘆き悲しむことも怨むこともやめた方がいい


だけど人間、そんな簡単に感情コントロールできません。


いっぱい泣いていっぱい怨んだらいい


自分に湧き上がった感情が負であっても、否定し無理に消そうとせず受け止め、消化していく過程も大事なのではないかと今思っています。