衣料品の値下げ競争に火を付けたファーストリテイリング(FR)が、靴の価格破壊を仕掛けている。

   FRは12月21日、9月に立ち上げた靴ブランド「ユニクロシューズ」の2010年春夏用商品を発売した。価格は、主力商品の男性用キャンバススニー カーと女性用バレエシューズがともに1990円で、9月発売の第一弾商品同様、非常に求めやすい設定。今期は新たに女性用パンプス(1990円)や男性用 革靴(5990円)など、ビジネス場面で使えるタイプを加え、春らしい多彩な色展開で、初年度40億円の販売を見込む。

 追随する動きも出てきている。900円のスニーカーを発売したのは西友。ベーシック衣料品のプライベートブランド(PB)「clothing(クロージ ング)」から、女性用5色、男性用4色のキャンバススニーカーを11月末に売り出した。発売以来、販売目標のプラス20%で推移するという好調な滑り出 し。「スニーカーだけでなく、婦人靴、紳士靴、子供靴のカテゴリーでも、価格と品質にフォーカスした商品を開発中だ」(西友)。

セブンは低価格PB「ザ・プライス」で

 一方、通常のPBよりもさらに安い低価格PBから、靴の発売を予定しているのはセブン&アイホールディングス。女性用パンプスと男女兼用のスニーカー を、傘下のディスカウント店「ザ・プライス」専用の低価格PB「ザ・プライス」として売り出す。1月末から2月上旬の発売に向けて現在準備を進めている。

 この春夏商戦のゆくえ次第では、「現段階では発売の予定はない」としている競合他社が乗り出してくる可能性もある。イオンの低価格PB「ベストプライス byトップバリュ」やダイエーの「880円シリーズ」から靴が発売されることにでもなれば、09年にヒートアップした激安ジーンズ競争と全く同じ構図だ。 FRがジーンズで巻き起こした現象が、2010年には靴で起こることになるかもしれない。

 そこで、先行する2社の代表商品の詳細をレポートすることにした。

【ファーストリテイリング/ユニクロシューズ】

 今回発売したのは、男性用5種、女性用3種の8アイテム。オンラインストアで12月21日に販売を開始し、ユニクロ大型店66店舗と、「キャンディッ シュ」「ビュー」などグループ会社の靴専門店95店舗で順次発売していく(メンズの取り扱いのない店舗もある)。価格帯は、男性用の革靴を除き、1990 円~2990円と非常にリーズナブルだ。

 ここまで安くできた理由を、FRでは「企画から、生産、物流、販売までを自社でコントロールする製造小売業(SPA)だから」と説明。ユニクロシューズの展開を、 “靴の製造小売業”というこれまでにないビジネスの創出、と位置づけている。

予想を上回る出来

 手にしてみた感じでは、「価格と品質を共に追求した」(FR)の言葉通り、どれもしっかりした作りで、安かろう悪かろうという印象はない。

 カラーキャンバスシューズを履いてみた。足入れが良く、インナーソールのクッション性も高くて当たりは柔らかだ。ここが第一弾キャンバススニーカーからの大きな変更点。「履き心地を向上させるために、インナーソールを衝撃吸収性が高いものに変えた」とFRは説明する。

 また、新製品ではベロ※の裏側に伸縮性のある繊維を使用。これによりひもをゆるめに結んでおけば、ラクに着脱できるようになった。

 デザインにも変更を加えた。「旧製品は本革ベロア素材で斜めにアクセントをつけたデザインだったが、新作はベロアをつま先の部分に使用。よりシンプルでスッキリとしたデザインになった」(FR)。なめらかで落ち着いた光沢のある本革ベロアの質感がおしゃれな感じだ。

 製法は第一弾、新作ともに、ソールとアッパーを加熱し、加硫(弾性や強度を加えるために硫黄を加えること)圧着する方法を採用。ソールが劣化しにくく長持ちするという。

新登場のエナメルローカットシューズ

 新登場のエナメルローカットシューズは、艶やかな合皮のエナメルと艶なし部分とのコンビデザイン。旧製品のエナメルスニーカー(2990円)と似ている が別物で、価格も1000円安い1990円だ。耐久性の高い、ソールとアッパーを縫いつけるサイドステッチ製法が採用されている。内側にはムレを防ぐ通気 孔があり、履き口周りにはパッドが入っているなど、履き心地の良さが追求された作りだ。

 履いてみると、見た目よりもずっと軽い。これは、底材に軽くて耐久性のある素材を使用したからであるという。

 ラウンドバレエシューズは、「第一弾で好評だった商品」(FR)。今季は、ピンクやライトグリーンなど春らしい色合いを中心に、艶のあるエナメルタイプ6色とラメの入った2タイプをそろえた。

 履いてみると、履き口は指の付け根が見えるほどの浅さで、足元がスッキリ見える。インナーソールのかかとの部分にはハート型のジェルがあしらわれている。これは見た目のかわいらしさだけではなく、ジェルの弾力性が衝撃を緩和するという実用上の工夫だ。

 なお、春夏商品として2月ごろにギャザーバレエシューズの発売も予定している。

西友シューズは破格の900円

【西友/クロージング キャンバススニーカー】

 西友が、11月27日に発売したキャンバススニーカーは、男性用、女性用ともに900円という破格の安さ。これは、「生産地の中国に一括して大量発注したことによって実現した価格」(西友)だ。

 作りはしっかりており、履いてみると、クッション性があり履き心地がいい。西友では「靴の機能は歩くことにあるので、フィッティングを第一に開発した」と説明。クッション入りのインソールを使用し、低価格ながらムレを防ぐ通気孔もある。

 市場にはすでに、数百円で買える安価なスニーカーが存在する。だが、今回試してみたユニクロシューズと西友クロージングは、それらとは一線を画した商品 だった。耐久性や足入れのよさ、歩きやすさなどの機能性とファッション性を追求しつつ、どこまで安くできるか。そんな各社の開発競争に、2010年は要注 目だ。
南アフリカのズマ大統領(68)が4日、これまでで5人目となる妻との結婚式を挙げた。親族などが明らかにした。同大統領は、新婦を含めて同時に3人の妻を持つ。
 南アフリカでは一夫多妻が認められており、ズールー文化の一部となっている。一方、同国はHIV(エイズウイルス)感染率が世界で最も高い国の1つとなっており、エイズ問題の活動家からは批判も出ている。
 結婚式はクワズールー・ナタール州ヌカンドラで開かれ、民族衣装姿の大統領とトベカ・マディバさん(37)が、伝統にのっとった式を挙げた。結婚式の前に法的な婚姻手続きは済ませてあり、ズマ大統領とトベカさんには3人の子どもがいる。
 同大統領がこれまでに結婚した5人の妻のうち、1人は離婚して現在は内相となっており、1人は2000年に自殺している。

南アフリカのズマ大統領(67)がこのほど、3人目の妻となるトベカ・マディバさん(37)と結婚式を挙げた。同国では一夫多妻が法律で認められているが、野党などから「時代遅れの風習」などと批判を浴びている。

結婚式は4日、大統領の出身地の村で執り行われた。大統領はマディバさんとともに伝統衣装のヒョウの毛皮を身に着け、数百人の招待客の前で情熱的な踊りを披露した。出席者の中には、1973年に結婚した最初の妻シザケレ・クマロさんの姿もあった。

大統領の結婚は2年前の前回に続き、通算5回目で、計19人の子どもがいる。相手の女性のうちドラミニ内相とは1998年に離婚し、もう1人は2000年に自殺した。

同国の一夫多妻制は国内でも議論の的となっている。野党指導者はこの日の結婚式を、「暗黒時代への大きな後退」と批判した。
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