正月が過ぎて数日後・・・・。
サザエは家でテレビを見ていた、ニュースを見ており何やら事件が起きた模様である・・・・。
「今年2010年1月1日の深夜4時半に、某ホテルでベッドの上で意識不明の少女を、ホテルの清掃員が見つけ警察に通報しました、少女は薬を飲まされみだらな行為されながら首を絞められたとの事です、幸い命に別状は無く意識を取り戻したのですが、被害者の少女は酷く怯えた様子で・・・・・・。」
サザエ「あーあ・・・・今年1発目の事件は殺人未遂事件?・・・・・・物騒ねぇ・・・・しかもこの少女って小学5年生って・・・・・小学生が売春してるのも問題有りね・・・・・。」
そこへ・・・・・剣持警部が訪ねてきた。
剣持「うぉーっす、ふー寒かったなぁ。」
サザエ「あら?剣持警部じゃないですか!いつもバカ息子がお世話になってます。」
剣持「おう、それよりカツオは何処にいるんだ?」
サザエ「いないですよ、ダメダメ猿坊主のカツオは。」
剣持「何処行ったか見当付くか?」
サザエ「だったら南国ね。」
剣持「は?」
一方・・・・・・カツオ、中島、カオリ、由香、堀川、ワカメは、{南国風温泉プール}の{南国湯}にいた。
全員水着で、何やらはしゃいでいた・・・・ってちゃんと掃除しろよ!!!!!!
そこへ・・・・銭湯のおばちゃんが入って来た。
おばちゃん「時間だよ、そろそろ店開けっから。」
カツオ「はーい。」
そんでもって、カツオ達は掃除を終えて(つーか殆ど遊んでたが)、着替える事に・・・・・。
その中、中島は何やら嬉しそうな感じである・・・・・。
中島「情熱の風が吹くー、乾いた大地を見下ろし眺めぇ、あなたに伝えられぬ~この愛をぉ届けてほしいぃ~♪」*
*情熱の風(La'cryma Christi)
作詞.TAKA・作曲.HIRO
カツオ「何だよ中島、えらい機嫌良いなお前、ラクリマの情熱の風なんか口ずさんじゃってさ。」
中島「あ、分かる?いやーそれがねぇ・・・・・カオリちゃんって、この中島ひろしに気があるみたいなんだわさ!」
カツオ「何だよお前、その最後の変な言い方は、それにその思い込みは断じて{夢見がち}と言わせてもらうぞ!」
中島「ハハハハハ!だったらこれを見たまえよ!」
そう言うと、中島は自分の左耳を見せ付けた。
カツオ「ん?お前どうしたんだそのピアスは?」
よーく見てみると・・・・・中島の左耳に宝石のピアスが付けられてた。
中島「アクアマリンのピアスさ!!!しかも32金のプレゼントだぜ!!!カオリちゃんの家は金持ちだからねぇ。」
カツオ、堀川「へー。」
かなり自慢気の中島だが・・・・・。
カツオ「実は僕と堀川君も。」
堀川「もらったんですぞ!カオリさんから。」
カツオはG-SHOCKの{GW-2000BGD-1AJF }
堀川は・・・・絵描きセット
中島「ぬわにぃ!!!?マっジ!!!!?」
カオリ「ねー、着替え終わった?」
カツオ「おう、今終わったとこ、さーてそろそろ行くかな。」
そこへ・・・・いきなりな感じで両津勘吉が入って来た。
カツオ「あれ?両さん!?」
両津「おう、いきなりで悪いな、実はちょっとお前達に聞きたいことがあるんだが。」
中島「何ですか?何かあったんですか?」
両津「この女の子に見覚えないか?」
そう言うと両津はポッケから、可愛らしい女子高生の写真を取り出しカツオ達に見せた。
カツオ「誰なんですか?この人。」
両津「被害者だ。」
カツオ「何の?」
すると・・・・両津はカツオを皆の元から少し離れ、小声で言った。
両津「お前だから言うけどな・・・・お前だからだぞ。」
カツオ「うん。」
両津「薬を飲まされ、レイプされた挙句に首を絞められた、死にはしなかったが喋れる状態じゃないんだ酷く怯えてて手掛かりが掴めねーんだ、小さな事でもいいから目撃情報が欲しい。」
カツオ「うーん・・・でもなぁ、見た気はした感じがしますけど・・・・・・こういう感じの子や人いっぱいいますよ、あの時人も多かったし。」
両津「そうかぁ・・・・來未やmisonoや優樹菜やまいとかも同じ答えだったな、とりあえず何かあったら連絡くれ、目暮警部や剣持警部や明智警視にも伝えておいてくれ、3署協同でこの事件を追ってるんでな、じゃあな。」
そして・・・・・・一同は両津と分かれ、外へ。
由香「何だったの?」
カツオ「正月早々、変態レイプ魔オヤジが出現さ。」
カオリ「え~・・・・・・・いやだ~・・・・・・。」
由香「怖っ・・・・・。」
カツオ、中島「ダイジョーーブ!僕等は{ノーマルプレイ}がモットーですよーーーー!」
カオリ、堀川「・・・・・・・・(少々呆れ気味)。」
由香「バーカ」
カツオ「だーかーらー、気を取り直してパーッと行こうよ!」
由香「へー、でもさー金どうすんのよ?」
カツオ「それは大丈夫!姉さんに頼んで小遣い貰って来たからさ!」
中島「なるほど。」
そして・・・・・・ゲーセンへ。
ドラムマニアやマリオカート、スリルドライブにUFOキャッチャー等で遊んだ。
中島は・・・UFOキャッチャーで{タヌキ}のヌイグルミを見事にゲットした。
由香「おー!やるじゃん中島!」
中島「へへへ!ちょろいちょろい!」
そんでもって・・・・・。
由香「次何処行くー?」
カツオ「カラオケだー!」
由香「OK!」
カツオ「カラオケなら良い所知ってるよ、知人がバイトしてるから無料、もちろんドリンクも飲み放題。」
由香「本当?胡散臭いわねぇ。」
そして・・・・・・カラオケボックス{カラオケハウス}に到着。
皆で楽しんでる中・・・・・・カオリは携帯を手に部屋から出た。
その2分後・・・・・。
カオリ「ふー・・・・・。」
カツオ「あれ?どうしたのカオリちゃん?」
カオリ「え?あ、ちょっと電話、何?」
カツオ「いや、妙に遅かったから。」
カオリ「もしかして・・・・・・心配して見に来てくれたの?」
カツオ「いや、便所。」
カオリ「あ・・・・・・そう・・・・・。」
カツオ「・・・・・・あのさぁカオリちゃん、この前僕等にプレゼントくれたじゃん。」
カオリ「うん、今日磯野君付けてきてるじゃん、凄い似合ってるよ。」
カツオ「あ、ありがとう。」
カオリ「そんで、実は磯野君にピッタリのキャップ見つけたの、今度あげるね。」
カツオ「・・・・・・・・いらない。」
冷たく断るカツオに対して、涙目になるカオリ。
カツオ「あ!嫌々!!!そうじゃなくてえーっと・・・・・ホラ!皆一通り貰ったからさ!」
慌てふためくカツオ・・・・・・。
カツオ「人に物もらうとさぁ何かお返ししなきゃいけないしさ、いつも貰ってばっかりだとさー次期待しちゃうし・・・・・・。」
カオリ「・・・・いいじゃん・・・・ずっとカオリがプレゼントあげるもん・・・・何でダメなの?・・・・・カオリの事嫌い?・・・・・・。」
どんどん涙目になっていくカオリ・・・・・号泣寸前だ。
カツオは困惑気味である。
カツオ「あ~・・・・・・・あのさぁカオリちゃん、僕等はホストじゃないんだからさ、そう言うのはいらないんだよ、金使ってくれなくても好きなら一緒に遊ぶさ、だからプレゼントは無し。」
カオリ「・・・・・もう1回言って。」
カツオ「へ?」
カオリ「最後の言葉、もう1回言って。」
カツオ「プレゼントは無し?」
カオリ「違う~!その前!!!」
カツオ「好きなら一緒に遊ぶさ?」
すると、カオリが笑顔でカツオに微笑みかけた。
カオリ「磯野君、行こう!皆待ってるよ!」
カツオ「あ・・・あぁ・・・・そうだね・・・・。」
そして・・・・皆とカラオケを楽しんで2時間・・・・・。
カツオ「そんじゃーまた今度なー。」
由香「OK!」
カオリ「じゃーねー磯野君。」
中島「ばいばーい。」
堀川「さようならぁ。」
そして・・・・・夜の10時30分。
カツオの携帯が突然鳴り出した。
カツオ「ん?何だ?」
出てみると・・・・声の相手はカオリだった。
カオリ「磯野君、あたしカオリ。」
カツオ「あれ?・・・・どうしたの?」
カオリ「ううん・・・・何でも無い、只・・・・磯野君の声が・・・・・・聴きたくなったから・・・・」
カツオ「カオリちゃん・・・・。」
カオリ「今度の土日、また遊ぼうね・・・・お休み、磯野君。」
カツオ「あぁ・・・・・お休み、カオリちゃん・・・・それと・・・・・ありがとう・・・・・。」
静かな夜は2人でいたい・・・・・・・・カツオはそう思ったであろう・・・・・・・・。
続く・・・・・・。