1985年のイギリス・アメリカ合作映画。
監督・脚本はテリー・ギリアム・・・・といえば
この映画! と言いたいDVDを行きつけの店で発見!
「すご~~、この店においてある!なつかしい~~」



初めて見たときには「なんのこっちゃ」という感じでしたが、
数年後には当の本人自身、アート系の映画でかなり洗練されていたので、
この映画の面白さにどっぷりと浸かったものでした。

ロバート・デ・ニーロをなんとも贅沢な使い方をしているのですが、
登場シーンも当然少ないのですが、これがまたすごく存在感があって、
そういう意味でもこの映画に「重み」が出ているように思えます。

忘れられないシーンもいくつかあって、「そうそう、このシーン、この絵」
Monody-4 この天使が登場する絵が印象的でした。
そして、主人公サム(ジョナサン・プライス)の母親、
若返り手術のシーンは忘れられません
Monody-3

一体何が現実で何が幻なのやら、悪夢なのか良い夢なのか・・・・Monody-5 
Monody-ブラジル
 近未来のどこかの国、決してタイトルの「ブラジル」ではありません。
近未来の「レトロな感じのコンピューター」社会、
(ブレードランナーを彷彿させます)
管理社会から自由へと脱出をはかる主人公、
現実と夢ともつかないあらゆるシーンで
アレンジされて流れる音楽「ブラジル」

悪夢のようなイマジネーションの映像化と
軽快なラテンリズムの音楽との融合は絶品★★★★★

見るたび深い面白さがわかってくるような作品です。