1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。
王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、
民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。
女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。
やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。
若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく。
クィーン - goo 映画
主演のヘレン・ミレンの素晴らしい演技。
そして、当時のニュースフィルムを使った効果で
まるでドキュメンタリータッチの展開。
想像していたよりずっとよくできた作品でした。
エディンバラ公を演じているジェイムズ・クロムウェル 、
幅広い役を演じてきていますが、エリザベス女王の夫ということもあって、
ちょっと「脇」によっているのですが、
それでもあのかもし出される雰囲気は、
「24」でのジャック・バゥワーの父親を思い出しました。
脚本家 ピーター・モーガンは、英国王室に近い関係者や、
女王や王室一家について綿密な取材を行ったそうです。
http://www.queen-movie.jp/公式サイト
事故後の様々な憶測、陰謀説などは描かれていません。
が、事故直後の7日間の「舞台裏」を見ているようで興味深い作品でした。