何気なく目に止まったDVD。
「なんか面白そう。へ~、ショーン・ペンが出ている。
ティモシー・ハットン? 記憶にある名前だけど・・・・」
とレンタルして見始めて驚きました。
「わ~~~! あの本が映画化されていたんや」
http://ameblo.jp/yomikakieigo/驚いた理由はこちらのブログにUP
コードネームはファルコン
レンタルしたDVD仕様は
アッパーミドルの何不自由のない家庭で育ったクリス(ティモシー・ハットン)と
親友で薬の仲介人をしているドールトン・リー(ショーン・ペン)。
この二人がスパイもどきのことをして終生刑務所暮らしをしなければいけなくなった過程、
教区の幼い頃からの親友二人の心の葛藤が70年代のアメリカを背景に、
巧みに描き出されている秀作だと思えます。
潔癖な理想主義者のクリストファーは、ただ目の前に国家機密があるというだけの理由で、
友人のアンドリューを売人としてKGBに機密情報を売り渡します。
事件は実際に起きたことで、懲役40年と死刑を宣告された二人。
今の時代から考えてみれば、ずさんな機密管理、ローテク、そして70年代の米国。
それらを映像として見るに値するような作品だと思います。
ティモシー・ハットン、見覚えがあったのはメグ・ライアンと共演した「フレンチ・キス」、
ショーン・ペンの若き姿、とはいえどことなく「デッドマン・ウォーキング」が匂ってきそう。
いやはや、15年の歳月を経て、映画化されていた、と知るなんて・・・
なかなか興味深く見れる作品でした。