Kiranjit Ahluwaliaの自叙伝「Circle of Light」に基づくイギリス映画。
1989年に実際に起きたこの事件で「家庭内暴力」が
イギリス社会において脚光を浴びるという現象をもたらしました。
見合い結婚でロンドンに住むDeepakと結婚したパンジャブの女性Kiranjit。
酒びたりの夫に10年間に渡り暴力と虐待を受けていました。
耐え切れなくなった彼女は、ある夜夫の寝ている隙に火をつけ殺害。
第一級殺人罪で起訴されたKiranjitは、終身刑を宣告され獄中に入ります。
白人の同房者ベロニカは、彼女の話を聞き力になろうと・・・・
この一件がアジア・アフリカ等の弱い立場の女性たちをサポートする
NGO団体のソーシャルワーカーの目に留まり、彼女を自由の身にする為の運動が始まり・・・
原作とは少し違う点があるにもかかわらず、
映画作品としての見ごたえは十分。
Kiranjitが「My English is not good」「It is too shame」
と言って家庭内暴力を受けていたことを話さない日々が続く中、
夫は死亡。夫の暴力を受けていた事実の検証もなく「第一級殺人罪」の判決が下され、
終身刑として留置場で過ごすKiranjit。しかし・・・・
その彼女がだんだんと変化していくあたりは
映像で追いかけられるので、やっぱり映画化されてよかったかな。
マイDVD、時折英語字幕も出ないシーンもあり、
耳慣れないイギリス英語を一生懸命聞き取りながら見るのですが、
それでも、何度見ても感極まって目頭が熱くなるシーンがあります。
Aishwarya Rai が素顔で泣きじゃくり、英語の練習をして
だんだんと英語が話せるようになり力強い女性に変化していくKiranjitを
見事に演じていて、ボリウッドとは一味も二味も違う魅力を感じる作品でもありました。
YouTubeトレーラー http://www.youtube.com/watch?v=GnnzZ02nuAM
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