ラブストーリーなのだけれども・・・なんとも味わい深い映画なのでしょう。
ラスベガスを舞台に全編といっていいほどのポーカーシーン。
実在のプロプレイヤーも出演しているとかで、ポーカーを知らなくても見入ってしまう。
そして、ストーリーはそのポーカーというギャンブルを軸に
父と息子の確執、恋、そして人生における駆け引き、人を信じること…などが織り込まれいる。
ラッキー・ユー 特別版
ポーカーを生業として、相手の裏ばかりを読んできた主人公ハック(エリック・バナ)
そのハックが恋をする相手ビリー(ドリュー・バリモア)、
どうしても読めない相手で裏表がない。
お互いに惹かれあいながらもすれ違う恋心。
あたかも初恋のようなすがすがしい恋物語は見え隠れ。
ポーカー世界大会へ出場するハック、
そこには自分と母を捨てた父の姿。
対戦すべきはポーカーのために家庭を捨てた父・・・・伝説のプレイヤー・・・
スリリングなまでのポーカーシーンに見入りながらも
息子と父の切ってもきれない縁。
温かく、奥深い味わいがあり、
ラスベガスの夜景を背景に繰り広げられるそれぞれの人生模様。
若き日にデスバリーを越えて数度訪れたことがあるラスベガス。
灼熱の砂漠の一本道の先に見えてくるラスベガス。
それはまさに「砂漠のオアシス」そのものでした。
そのラスベガスでハックは「人生のオアシス」をみつけたのかもしれません。
スリリングな駆け引きに酔いしれ、
ラスベガスの夜景に酔いしれ、人生に酔いしれ・・・・お薦めです★★★★★