これってオーストラリア映画?と思いながら
キーラー・ナイトレイのイギリス英語を聞いては
「やっぱりイギリス映画よね」

薬物依存症の母親と10歳になる息子の物語り。


夫の死に耐え切れずに麻薬に手を出した母親。
仕事先は解雇されるし、友人は麻薬犯罪がらみで殺されてしまう。

10歳になる長男のその息子は
母親の荒れ果てていく日々の姿を見ながらも、
自分の母は「ジャンキー」ではないと信じているものの、
ドラッグ中毒の母親に見捨てられ孤独に苛まれていく息子。

母親が薬は経つから協力して欲しいとの訴えに
ドアーをガードし、叫び声、罵声にも耐えて
ひたすら母親の矯正を願う幼心に涙を誘われる。

が、そこは映画、すこしばかり「なんで?」と感じるシーンもあって
多少の苛立ちを覚えてしまう・・・が仕方がないかな。

わずか10歳という子供がそこまで考えて行動するかな?
それだけの問題ではないでしょう?
と思いながらもハッピーエンディングに安堵。

自らもドラッグから抜け出せないものの、優しく彼を見守るウェイトレス。
キーラ・ナイトレイが好演でした。
そして、彼女のジャンキーは何故か「清楚」でした。