アロマテラピーでの失敗 | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

【夏の日本レッスン募集開始!】

7月に東京で、私がパリで行なっているアロマテラピーのレッスンを

初級から上級まで一気に集中してやります!!!

 

初級(全4回) 1日間

 7月6日(土)10時30分から18時まで

中級1(全3回) 1日間

 7月7日(日)10時30分から16時30分まで

中級2(全6回) 2日間

 7月8日(月)・7月9日(火)10時30分から16時30分まで

上級(全9回) 3日間

 7月10日(水)・7月11日(木)・7月12日(金)10時30分から16時30分まで

 

各級の中身はバラバラに受講することはできませんが(初級の第1回と第2回だけはNG)

初級(全4回)だけ、中級1(全3回)だけ、中級2(全6回)と上級(全9回)、初級から上級までと

組み合わせは自由です。

どこから始めても、どこで終わらせても、途中だけでもOK。

 

中級1からは、自宅でやる論文形式のテストに合格しますと後日修了証を差し上げます。

お申し込みはこちら→

 

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こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

ずっとアロマの先生やアロマ歴の長い人たちを対象にしたセミナーをやってきました。

その先生たちが、生徒さんにお伝えしてくだされば

安全で効果的な使い方が広がるのでは!と思っているからです。

でも、このブログを最近読み始めた方や、アロマの初心者の方にも

私の口から、いろいろとお話ししていってもいいなーと思い始めました。

 

アロマにハマり、今やいろいろな情報が頭に入っておりますが

私の「はじめの一歩」はなかなかの失敗続きでした。

でも、今考えると、私が独学で精油を使っていた頃の「アロマの本」は

説明不足がいっぱい。

そして、今でも変わっていません(その辺の話をセミナーでしまくっています)。

そんな本を読んだ人が、昔の私みたいにきっと痛い思いをしているんじゃないかなーと思い

セミナーやレッスンでは話していますが、私の失敗談をお話ししたいと思います。

 

私が精油を初めて買ったのはパリに来てからでした。(多分。日本で買った記憶がない)

アロマの本も、日本に帰国した時に買ったんじゃないかなあ。

 

最初の失敗は「ネロリ」が欲しかったのに「ニアウリ」を買ってしまったこと(笑)。

Néroli と Niaouliを間違えたのです。(精油の瓶の表記も小さいしね)

「ネロリはとっても高貴ないい香り」ということだったので、ウットリしようと嗅いだところ

「なんじゃこれはー!?!?!?」とびっくりしました(笑)。

今でもニアウリの香りを嗅ぐと「なんじゃこれはー!?」の瞬間を思い出します(笑)。

フランスでは高い精油は店頭に置いていることはまずないので、ネロリは普通には買えません。

(専門店や奥の在庫にはあっても、薬局などではネロリ、ローズ、ジャスミンは店頭にはほとんど置いてない)

価格のこともわかってなかったので、ニアウリをネロリと間違えたんですねー。

日本ではこの間違いはないと思いますが、ローズマリーカンファーなのか

ローズマリーベルベノンなのか、表記をよく見て買うこと。って、間違える人いないですかね?

 

次の失敗は、過去にブログでも書いた気がしますが

「柑橘の精油をお風呂に入れてやけどのような痛みを味わった」こと。

アロマ本に書いてある通り、柑橘(を選んだのは私ですが)の精油を5滴

湯船に垂らして、よくかき混ぜて、半身浴を楽しんでいました。

「いい香りで優雅なバスタイム♪」と思ってウキウキしていたのですが

なんだか腰のあたりがピリピリと。

気づけば赤くなって、ヒリヒリとしみます。

慌ててアロマ本に書いてある通り、大量の水で洗い流したのですが

痛みはそのまま。3日ほど火傷のような状態でした。

 

これは、本の書き方がとっても悪いと思いますが(本屋で全ての本に赤ペンで訂正したいくらい!)

*精油は水に溶けません

お風呂に垂らして、どんなにかき混ぜても、精油は浮いて来ます

*精油は油が好き

私たちの皮膚には皮脂があるので、精油は皮脂めがけて集まって来ます

*柑橘の精油は皮膚刺激が強い

他の精油ではヒリヒリしなかったかもしれませんが、柑橘だったので。。。

*再び精油は水に溶けません

大量の水で洗い流しても、精油はすぐに完全には落とせません

*再び精油は油になじみます

水で洗い流すよりも、コットンに油をとり、患部の精油を拭き取ればすぐ綺麗になります

という、アロマテラピー検定でも、最初に「暗記しているはず」の

「精油は疎水性で親油性」という事実の応用ができていないことが問題。

というか、市販の本がこのありさまなのは、どうにかならないんですかね。。。

(先日のセミナーでもお見せしましたが、イギリスもフランスも日本も精油の安全データシート自体

「石鹸で洗った後、大量の水で洗い流す」と書かれているからだと思いますが

「石鹸で洗った後」がいつのころから抜けてしまったんではないでしょうか?

コピペの功罪ですよね。)

 

他にもいろいろあった気もしますが、もう一つはこちら。

「ゼラニウムは収れん作用があるのでお肌を引き締めて、美肌にいい❤️」というくだりを読み

化粧水などに浸すと膨らむタイプの紙のフェイスパック(わかりますか??)に

化粧水とゼラニウム精油を1滴(のはずが、タラタラッと2、3滴 笑)浸し

お顔の集中美肌パックをしてたのですが。。。

しばらくすると、ピリピリ。剥がしたら真っ赤になっていました!

 

これは、アロマ本に「ゼラニウムでパックせよ」とは書いていなかったので私がいけないのですが

*顔の皮膚は特に薄い

パックに浸す化粧水の量から考えても精油が多すぎ。

 むしろお顔のケアには精油はいらない(といまの私は考えています)。

*もう一度!精油は水に溶けない

化粧水が純粋な「水分」だけでできていた場合、化粧水にも溶けていません。

*精油を1滴(のはずが、タラタラッと2、3滴)

お顔のケアなら特に「テキトー」はダメです。

 

これが、私が学校で勉強する前に起こした立派な「精油の事故」です。

このような皮膚に異常が出る場合、よっぽどただれてしまったり、湿疹が出てしまったりしなければ

みなさん様子を見て、お医者さんに診てもらうようなことはしないかもしれません。

実際に、私も大事には至らなかったし、症状は悪化せず、改善していったので

お医者さんには診てもらいませんでした。

でも、原因がわからないまま「なんでだろうー?」と数年疑問に思っていたんですよね。

 

アロマテラピーの学校に通った初日に、すべてわかりました!

勉強すると、この使い方は大丈夫、これはちょっと微妙(人による)、これは明らかにNGと

よくわかるようになります!

でも、精油を趣味でちょこちょこっと使ってから、「よし!勉強しよう!」と思うのが大多数だと思うので

こうした事故は、初心者の方にこそ、お話しないといけないなと思います。

 

前にこういった失敗談を書いたところ、多くのアロマの先生も

「勉強する前に、同じような失敗をしました!」

「生徒さんには、同じ失敗を繰り返さないようにしっかり伝えています!」

という感想をたくさんいただきました。

 

そう、先生たちもたくさん失敗しているのです。最初から完璧な人なんていません。

失敗は成功のもと。

でも失敗する人は少ない方がいいので

「どうして失敗したのか」を他人の失敗から学んでいただければと思います。

 

とにかくポイントとしては、「精油が水に溶けないこと」「精油は油に馴染むこと」

これを頭に入れておけば、結構な失敗が防げると思いますよ!

ぜひ、安全で効果的な、そして楽しいアロマテラピーを実践してください❤️


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