さて、しばらくご無沙汰している間に書きとめておきたい事はたくさん起きているのですが。。

 

とりあえず、まずは軽い話題をサラッと書いておきたいと思います。

パンデミック以来、かなり久しぶりにカフェへパソコン持ち込んで作業しています。飲み物の追加オーダーしたいんだけど、レジが激混みなのでもうちょっと落ち着いてから…

 

 

さて今回、海外生活で初めてぐらい3年も日本に帰れなくて、和食も食べれなくても生きてはいけるし、テクノロジーのおかげで日本の友達や家族とも連絡がいつでも取れるし、そんなにマメに連絡しない私に懲りずに毎回帰国すると会ってくれる友達のおかげもあり、そんなにホームシックらしいホームシックにかからない私もさすがに日本ミッシング状態でした。というか、帰国してみてから初めて、あぁミッシングしてたんだなぁとしみじみと。

 

テレビもないし、あんまり日本のドラマとかを追いかけたいとも思わず(シンガポール時代は親がよく海賊版DVDをどこからか買ってきてたけど笑笑)、日本から持ってきた文庫本も読み返し過ぎて…という頃、私の日本語欲を満たしてくれたのは、このブログに書くことと、日本のポッドキャストでした。数年前までは日本のポッドキャスト業界って、録音されたラジオやテレビ番組を再編集したもの、語学勉強系、芸能人や喋るプロフェッショナルのものがほとんどだった気がするのですが、しばらくチェックしないうちに日本のポッドキャストシーンもなんか黎明期ですね!!!英語圏ポッドキャストは飽和状態なのですが、面白い一般人・個人のポッドキャストが続々登場している気がします。

 

というわけで以前ポッドキャストの話をしてからだいぶ経つし、聞いてる番組の顔ぶれもだいぶ変わったので久々に最近聞いてる番組(日本語も英語も)をピックアップしてみます。

 

コテンラジオ

 

ずーーーっとずーっと前に、これまた長い事ブログのコメント欄でお話させてもらっている、MISAKIさんが話していたような気がするポッドキャストなのですが、勧められた時は結局チェックしておらず(失礼しましたw)、完全に別なルートでこの番組と出会いました。 でも今更だけど、なんでこのポッドキャスト聴こうと思ったのか思い出せない?‼ 歴史の知恵をデータベース化しようとしている会社、株式会社コテンの創業者である深井さん、同じくコテンの楊さん(ヤンヤン)、コテンとは全然関係ない歴史にも詳しくないリスナーのプロキシーである樋口さんの3人組でスタートしたこの番組ですが、世界史の色んなテーマを切り取って(人物にフォーカスしたものだったり、ざっくりと〇〇文明だったり、〇〇戦争にフォーカスしたものもある)、歴史にご無沙汰なリスナーがもっと勉強したくなる話をしてくれる番組です。情報量も多いし、毎回ものすっごい参考文献量を読み込んでから話してくれるので真面目といえば真面目なのですが、スピーカーの皆さんのノリが大学生っぽくて(ヤンヤンさんと深井さんは実際に同じ大学の同級生だったような?)聞いてると一緒に声に出して笑っちゃう事がたびたびあります笑笑 日本のポッドキャストシーンにはまだまだ珍しいパーソナリティの個性頼りじゃなくて、情報量x伝え方xプロダクションクオリティと三拍子揃った番組だと思います。日本のポッドキャスト番組、結構誰かが自分の携帯に駄弁るだけ系の番組が多くて、それはそれで楽しい時もあると思うのですが、それなりの知的好奇心の刺激をポッドキャストに求めている私にはあんまりおもしろくない事が多くて。この番組は本当良い!

 

特に、私は学校での歴史教育が7年生か8年生ぐらいでストップしてるんです。英語勉強中だった私には読む量も書く量も多い歴史は教科としてハードルが高く、もうちょっと数字で勝負出来る地理とか経営を選択していたんですね。大学になって美術史とかは好きになったけど、歴史を教室で学むのは本当面白くないなとずっと思っていて。まさにコテンラジオみたいな、凄く広く浅く(それなりに深いけど!)知識があって、しかも知識あるだけじゃなくて他の歴史的出来事とリンクしたり、経営者としての深井さんの歴史との関わり方、中国人の視点から日清戦争や儒教を語るヤンヤンさん(日本語ぺらぺら)など、色んな人の視点から聞けるし、何よりこのポッドキャストが大事にしているメタ認知、参考文献を鵜呑みにしないけれど、リスペクトはする姿勢、すごく好感です。たくさん過去エピソードがあったのでガンガン聞いていたのですがついに!今更新中の鎌倉時代まで追いついてしまったのでチビチビ楽しみますw

 

サイエンマニア

 

このポッドキャストのホストはレンさんという方で、おそらく企業に勤める研究職の方です。同じ方の別なポッドキャスト番組、サイエントークはもうちょっとオーディエンスの幅が広い気がしますが、サイエンスやっている私にはトークよりもマニアが面白い事が多いです!サイエントークでは、もっと分かりやすく、レンさん自身がサイエンスを教える側として登場されていますが、サイエンマニアの方はレンさんがその道のエキスパートを招待して、インタビューする側に回られています。生物系、物理系、化学系(レンさんの本業は有機化学)、サイエンスコミュニケーションなど色々な分野のエキスパートをバランス良く選んでるし、専門知識レベルも科学好きな人がしっかり傾聴すれば専門外でもついてける程度。コテンラジオと同じくしっかり聞きたい番組。

 

Kevin's English Room Podcast

これはもう完全に脳みそオフ用の、ぐだぐだお喋りポッドキャストです笑 一応、英語のポッドキャストなのですが、日本語も混ざるし、ただただ20代後半日本人男子(一人はアメリカ育ちの帰国子女、一人は日本育ちだけどフランス語が喋れて今は英語勉強中)ふたりが、リスナーの質問に答えたり、今週どう?みたいな話するだけのゆーるゆるポッドキャストなのですが、日本にミッシングの時に一番嬉しい、英語日本語ごちゃまぜポッドキャストで、毎日更新されるのでぼけーっと聞けます。ゆるゆるなのですが、二人にしか出せないこのゆるさと適当さとマメさのバランスがクセになるポッドキャストです。
 

Maintenance Phase

これは英語のポッドキャストで、昔のダイエット本を集めるのが趣味のAubreyと、ジャーナリストMichaelの二人組ポッドキャストで、彼女のダイエット本コレクションの中から選んだり、はやりのダイエット(セロリジュースとか、Weight Watchersとか)がいかに科学的じゃないか、いかにやばいダイエットが流行っていたかを一つ一つ検証します。ポイントは彼女が自他共に認めるぽっちゃりさんである事。物心ついた頃からぽっちゃりで、色んなダイエットを試し、摂食障害にもなった経験を活かして、無茶なダイエットは危ない、危険なダイエットがメディアの力によって広まってしまうかを、ユーモアたっぷりに、時に真面目に話します。この二人、トークが軽快で本当爆笑しちゃうww 特にこの二人が、ダイエットメディアあるあるの統計の間違った解釈の仕方にガッツリつっこんでくれるのは本当気持ちいいです。このポッドキャストを見つけてから色んな女子におすすめしていますが、みんなハマったと言ってくれるし、教えてくれてありがとうと一番言われるポッドキャストです。

 

Sounds like a Cult

 

カルト教徒たちが使う言語を専門にしている言語学者Amandaと、友達でコメディアンのIsaの二人組のポッドキャストで、色んな「カルトっぽい(英語では日本で言う〇〇オタク、みたいな感じで使われる事もある)」社会現象は、ガチで危ないカルトなのか、気を付けて楽しめるカルトなのか、もう好きなようにエンジョイして!カルトなのかという3段階で面白おかしく検証するカルトです。今まで聞いた中で面白かったのは「整形カルト」「SoulCycleカルト」「セレブウォッチャーカルト」「ねずみ講カルト」などなど。興味沸かないですか?? この二人もトークが上手で(編集技術かもだけどw)軽妙で、クレバーな会話が面白いです。ニューヨーカーのミレニアル世代らしさ満載w

 

皆さんはポッドキャスト聴かれますか?おすすめがあったら、是非教えてください♪♪(特に日本語の!)