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初めての方もよろしくお願いします。
ニューヨークから始まった
シティカクテルの旅
時々、
ウィスキーの旅を
織り交ぜて
あちこち移動します
旅をしているような気分と
飲めなくても飲んだような気分を
感じていただけると嬉しいな
初めましての方は、
気分は5番街 からも
ご覧になってみてくださいね
こんにちは
今日は、アイルランドへ
今日のウイスキーの旅は、
世界5大ウイスキーのひとつに数えられる
アイリッシュウイスキー
アイルランドでつくられるウイスキーだから
アイリッシュウイスキーと呼ばれます。
アイラ島でつくられている
スコッチウイスキーの
“アイラモルト”のことではありませんよ。
間違えている方が意外と多いのが
ちょっと悲しい…
アイルランドで生まれた
アイリッシュウイスキー、
1900年頃までは、
世界シェアの6割を占めていたんですよ。
その頃のアイルランドの
蒸留所の数は
12,000~15,000。
多すぎません?
世界シェア6割を維持できたのは、
これが理由のようですね。
ところが
アメリカの禁酒法が
アイリッシュウイスキーの生産規模を
縮小させてしまいます
主な取引先だったアメリカに輸出が
できませんからね…
カナダは、
禁酒法を味方につけましたが、
こちらは、残念なことになりました
また、
第二次世界大戦時には、
国内の供給を優先し、
ウイスキーの輸出を制限したため、
戦地のアメリカ兵には、
スコッチウイスキーが配給されはじめます。
これが大評判
戦後も、
ウイスキーと言ったらスコッチ
になってしまったんです
市場のシェアも奪われていき、
アイルランドの蒸留所は次々と閉鎖
19世紀後半から20世紀初頭に
蒸留所は30までに激減し、
1980年代には、
ブッシュミルズ蒸留所と
ミドルトン蒸留所のたった2つに…
そんな中1987年、
ダンドークという街に
新しいウイスキー蒸留所が誕生しました。
それが、
クーリー蒸留所
Wikipediaより
アイルランドで100年ぶりの蒸留所です。
ハーバード大学で
アイリッシュ・ウイスキーの歴史を研究していた
ジョン・ティーリング氏が
ジャガイモから工業用アルコールを造るための
国営の蒸留所を買収して誕生しました。
カネマラ
ここでつくられる
カネマラの名前の由来は地名です。
大西洋に面したカネマラ国立公園は、
アイルランドの原風景が残る地と言われる
美しい場所。
カネマラはアイルランドでは珍しく
ピーテッドモルトが原料。
ピーテッドモルト
ピートをふんだんに使用した
麦芽のこと。
カネマラ国立公園は、
かつてピートの採掘場だったんですよ。
このピーテッドモルトを使用すると、
基本的にスモーキーな
ウイスキーになります。
そのため、
アイリッシュにしては
スコッチにも通じているとか。
けれども、アイラモルトのような
潮っぽさや海っぽさではなく、
土や干し草の匂いが感じられて
涼しげなんだとか。
もうこの時点で、ソワソワ
気になってしかたない
1998年にはその優れた品質から
国際的な品評会IWSCでトロフィーが
授与されています。
クーリー蒸留所そのものは
残念ですが一般公開していないので
中を見学することはできないのですが、
すぐ近くのMartin’s Pub という
パブの一角にはビールなどの小売場があり、
その奥に蒸留所の紹介コーナーが
用意されているんだとか。
機会があれば、
行ってみたいですね
ところで、
クーリー蒸留所を築いた
ジョン・ティーリング氏の
息子さんが、
1890年に閉鎖した蒸留所を
2015年に復活させました。
それが、
ティーリング蒸留所
ダブリンの中心地からも
歩いて行くことができますよ。
こちらは、ツアーもあるので
楽しんでみてくださいね
ウイスキーって、ほんと…
知れば知るほど気になりますね
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