イタリアの旅 おまけ | 玉造のイタリア料理店 IL BAFFOのブログ

玉造のイタリア料理店 IL BAFFOのブログ

イタリア料理店IL BAFFOの日常

嫁のイタリア日記

シェフとは違う視点からの旅の覚書です。

☆某月某日 アッシジ
イタリア2日目。
シェフ、夢の中でもフル回転か
イタリア語で寝言を言う。
{96AD039C-713C-49B4-BBED-59B00BE6295D}


☆某月某日 ローマ
イタリア5日目。
シェフ、イタリア語に慣れてくる。
なのに道で『二階建て観光バス』のチケット売りの兄ちゃんに勧誘され何故か
帰りの『空港行きのバス』と勘違い。

兄ちゃん「バス乗らない?安いよ!」
シェフ「僕帰るの来週やで‼︎ 笑」
兄ちゃん「!?∑(゚Д゚)」

イタリア語は通じるのに話の通じない男…。
兄ちゃんはそっと離れていきました…。

☆某月某日 ラツィオ州 ブラッチャーノ湖
イタリア9日目。
湖のほとりのおいしいリストランテ。
シェフのブログを見て
お前らどんだけ食うねんと思われていたでしょうが
実はイタリアに来て数日は
シェフの胃は本調子ではなかったのです。
なので私ががんばって食べねば…と思ってました。
しかしこの日、前菜二皿、パスタ二皿、
メイン一皿のあとシェフは言いました。

「パスタもう一つ追加していいかな…」

ボンゴレ・ビアンコ追加。
もうがんばってやるもんか。

☆某月某日 ローマの中の日本
イタリア13日目。
この日はワイナリー見学で買ったワイン6本を
ローマにある三越百貨店内のクロネコヤマトから日本に送ることに。
地下階のトイレのさらに奥、
こんなところにあるの?という場所に
丁寧な中国人店員さんに案内されドアを開けると…。
そこは完全にクロネコヤマト
中には日本人社員さんが一人、
あの見慣れたヤマトの制服を着ている!
説明が超細かい。丁寧。
イタリアの何もかもぶっきらぼう、
何もかもガチャ置きに慣れきった身には
シュールなまでのきちんとした接客。
ドアを開けたらそこは日本…。

夢見心地で百貨店を出てバスに乗ると、
若い女が私のリュックのチャックを開けようとしていた!
とイタリア人のおじさんが捕まえて
小突いて警察呼んで、の大騒ぎ。私たちは呆然。

なぜならリュックはワインを運ぶためだけに持っていたので
サイフもパスポートもアパートに置いてきて、
紙くず一つも入ってない
「完全なる空っぽ」だったのです。
警官と一緒にバスを降ろされるスリ集団。
実際開けたんだかなんだかはわからない…。

この直後 地下鉄に乗っていた際は
アメリカ人らしき老夫婦が
若い男にポケットの中のものを盗られたのを
これまたイタリア人のおじさん数人が捕まえて
取り返すという事件が。

テルミニ駅にて韓国人らしき若い男の子二人が
リュックに雨避けカバーをして完全防備していました。
その後は私も見習うことに。
もちろんリュックに中身が入っていたら
もっと警戒しましたけれども。

☆某月某日 さよならローマ
イタリア15日目。帰国日。
9年前にイタリアから帰る際は悲しくてたまらない様子だったシェフですが
「前回は日数も短くて焦って不完全燃焼やったけど、
今回はやり尽くしたからさみしくない」と。
そう言いつつもテルミニ駅から空港へ向かう
静かなバスではさみしげに窓の外を見つめ…ていたのですが
途中、ヴァチカン駅から乗ってきた
ドイツ人大学生集団がワーワー!フー!と大騒ぎしだして
打ち破られるしんみりムード。
イタリア人、ドイツ人、日本人とはっきり気質が違うのになぜ大学生は全世界同じノリなのだろう。

☆某月某日 日本
ついに帰国。
みなさんが気になって、
でも聞けないだろうあの数値を発表致します。
帰国後の体重です。

シェフ→プラス1kg
嫁→マイナス200g‼️

なんでー!?との声が聞こえてきます。
たくさん食べてるようですが、
いや実際たくさん食べてたのですが
ローマに移ってアパートに入ってからは
朝はヨーグルトとリンゴとコーヒー、
主に昼に外食、夜はスーパーや市場で買った食材で
サラダとお肉、というスタイルだったせいかな?

体脂肪…?それはわかりません…。
あとお菓子、デザートの類いは
ほとんど食べられませんでした。
あんなに食べたかったジェラートも
2回しか食べられなかった。

今回はじめて使ってみたアパートでしたが
とても良かったです。
旅の間に洗濯できるのは最高です。
(でもわりと雑な感じの洗濯機だったので
お気に入りはやめておいた方がいいかも…)

あと、シェフには行きたいだけ外に行かせて
自分はお部屋で本を読んだりも出来て最高でした。←これは私しか嬉しくない。

日本食を食べたいとは思わなかったのですが
旅の途中私が何度も叫んだのは
「もう小麦粉はいらない!」
外食が続くと炭水化物過多になって
それが疲れるのかなと。

なかなかイタリア人との鍵の受け渡し、
手続きなどが煩雑ですが
アパート滞在、一箇所に5日ほど留まる方には
オススメです。食費の節約にもなるし。
ありがとう私たちのコナド…
(※すぐ近くあったイタリアの庶民的スーパー)
{DA23816B-660A-47DE-B9C8-1F3DD175B6E6}

帰国後夢から醒めたシェフは猛然と仕込みをしております。
すぐにイタリア旅の成果が出るか分かりませんが、
皆様のご来店をお待ちしてます。

24日より営業再開です。