家に帰ると、オカンが何事もなかったかのように笑顔で私を迎えてくれました。
「おかえり~!かっぱ寿司行ってきたねん。あんたの晩御飯にお寿司買ってきたから食べり」
オカンは私と喧嘩したのにも関わらず私のためにかっぱ寿司で私の晩ご飯の寿司を選らんで買ってきてくれていたわけです。
素直に嬉しいじゃないですか。もう許そうって思うわけじゃないですか。
あれは糸で縫ってってちゃんと伝えなかった私が悪かったんだって。
つまらない意地を張るのはやめて素直になろうって。
子供みたいに泣いてしまってゴメンね、ってなるわけじゃないですか。
それでその買ってきてくれた寿司なんですが開けてみたら
半分海老天握りで、あとの半分エビ天巻だったわ
マジ殺意わいたわ。
もうフォローのしようがないわ。
フォローできないわ。したくもないわ。
あのときヤバかったわ。
一番やばかったわ。
自分を抑えるのに必死やったわ。
確かにエビ天好きやけど そんな、いらんし。
そんな、エビ天、いらんし。
そんな、エビ天、 欲してないし。
二種類ってって、普通、なるし。
「こんな寿司食えるかー!もうえぇ!」
って心の底から叫んだ。
ここまできて怒りを爆発させたってわけです。
でもよく考えて見てください。
こっちはこんな夜遅くまで勉強して帰ってきて、さぁご飯食べよってなってるわけです。やっとご飯食べれるわ~ってなってるわけです。夜中の11時半なわけです。
どこのどいつがこんな油っ濃いもん食うねん!
どこのどいつがこんな重たいもん食うねん!
がっつりいくねん!あっさりいきたいわ!深夜わ!あっさりいきたいわ!
あっさり食べて眠りたいわ!サラダ的ななんかが食べたくなるわ!
消化のいいサラダ的ななんかが食べたくなるわ!
ってなるじゃないですか。普通。
そしたらまたおかんが私の反応が予想外だったらしく 「え?え?」 みたいな感じになってて、私の隣でまたあたふたしているわけです。
ちょっと傷ついた顔とかしてるわけです。
私はそのオカンの様子にまたむかついて…。
でもこれ以上オカンに何か言うの可哀想じゃないですか。
一応私の好きな物を 入れてあげようと思ってこうなったわけですから。私を思ってのエビ天事件なわけですから。
色んなことを思ってたらまた泣きそうになってきて、
「あの、あれ、なんていうか、マグロとか、入れてもよかったんちゃん」
って言い捨ててから本日二度目の号泣しながら自転車に乗ってコンビニでパスタとサラダを買って食べました。
こんなことはもう一生ないようにお願いします。こっちもそんなに暇じゃないんで。