男性更年期という言葉はだいぶ認知されてきましたが、まだまだ知らない男性も多いような。
そして、男性はらしさ教育の弊害かなかなか自分の体に目を向けず、誰かに相談する事も少ない。
なんかおかしいなあと思いながら漫然と過ごし、気がついたらずいぶん悪くなっていたなんてありがちな話です。
もう少し、自分の体に目を向けて欲しい、そして誰かに相談して欲しいと思うわけです。
ここのところ「アルツハイマーとインスリン抵抗性と男性ホルモン」というブログを全4回書きました。
そこでご紹介したのがこちらの本、
順天堂大学医学部 堀江重郎教授をはじめ、男性の予防医学の専門家の先生たちのアドバイスがたっぷり書かれています。
そして、年末にFacebookでご紹介したこちらの本、
医療サイト・ヨミドクター連載「オトコのコト」で人気の獨協医科大学越谷病院泌尿器科 小堀善友先生の著書。
どちらも専門書ではなく一般向けの本なので非常に読みやすいです。
私は両方とも1日で読みました。
すごく面白いです。
小堀先生はEDや射精障害、不妊や性生活について詳しく書いてらっしゃいます。
射精のメカニズムから、糖尿病やメタボリック症候群との関係、私もブログで紹介している膣内射精障害や「床オナ」なるもの、男性機能や不妊治療の現場の声を届けてくださっています。
「男こそアンチエイジング」はもっと広い範囲で書かれています。
見た目が若い人は実際に長生きであるの始まり、シミシワ、ドライマウス、加齢臭や睡眠時無呼吸症候群、腸内細菌やミトコンドリアまで。
男だって、男こそ、アンチエイジングが必要だと主張する本です。
女性が読んでも頷ける、女性にも読んで欲しい本です。
自分の体に関心を向ける事は大事なんです。
男性諸氏へ、
朝勃ちは男性の身体のバロメーター。
朝勃ちは単に性機能の問題ではなく、体の状態を大きく反映したフラッグであると言えるようです。
陰部の微小な血管の状態はいずれ大きな血管に反映されます。
EDが心臓病や脳卒中の前触れかもしれないと本には書かれています。
年をとる事でだんだんと減ってはいきますが、男性ホルモンテストステロンを味方につければ長く保つ事ができます。
40代で一週間朝勃ちしないのは問題だそうです。
で、
誰かに相談したいと思ったら、
「メンズヘルス外来」「男性更年期専門外来」のある泌尿器科の先生が専門医です。
問診から今の状態を診たり、テストステロン値を測ってくれたたり、相談に乗ってくださいます。
参考までにこちら、
日本Men's Health医学会 =メンズヘルスを専門とするDrの学会です。
メンズヘルスメディカル:男性ホルモンによる男の悩み解決サイト =本にも出てきた、男性専門の総合クリニックです。
男性ももっと自分の体を大事にして欲しい、そう願います。
<募集中の講座>
10:00~13:00 【講座後にランチ交流会あります】
『プロのためのホルモン講座 二日間集中講座in京都』
2016年 2月12日(金)13日(土)
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2016年 4月9日(土)10日(日)