「私」が生まれてから
「今の私」になるまでを振り返る
『私が「私」になるまでの話』
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《第76話》すぐにでも妊娠できると思っていた無知な私の妊活。
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「いい子にならなければ…!」
のまま大人になったあなたへ、、、
もう1つの魂が目覚める
セカンドソウル心理学
セカンドソウルカウンセラーの
こんのなおみです。
セカンドソウル心理学とは…
→全13話、一気読み!【セカンドソウル心理学とは】まとめ
初めての妊婦生活は
妊婦検診に行くのも、
胎動を感じるのも、
性別がわかったのも、
赤ちゃんの用品を揃えるのも、
名前を考えるのも、
妊娠中や出産後の情報を得るのも、
ただただ嬉しいばっかりで、
それはそれはとても幸せなものでした
しかも、
幸いなことに、
赤ちゃんの成長も順調なら、
つわりも軽かったこともあって、
お腹が少しずつ大きくなる他、
私はほとんど何も変わらずに
生活できていたんです
だけど、
あまりにも普通に生活できすぎていて、
産休に入ると同時にした
アパートの引っ越し作業は、
大きいお腹を抱えながら、
踏み台に乗ったり
大きい荷物を抱えたり
今振り返ってみると、
危なっかしくてハラハラしそうなところまで
全部私がしていたんですよね…
と言うのも、
夫は仕事をしていて家にいないから、
家にいる私が片づけするのは当然のことだと
思っていたし、
手伝ってもらう、助けてもらう、なんて
選択肢は全くなかったからなんです
私が何でも自分でしちゃうもんだから、
妊婦さんが
どんな状態かなんて知りもしない夫は、
今までと変わらず動けるんだ…と
思ってしまいますよね
そんな夫を前にして、
本当は、
妊娠の経過を一緒に楽しんだり
味わったりしたかった私は、
のんびり構えて
何も変わらないように見える夫との間に
温度差を感じては、
モヤモヤが募る一方…
なんだか、
私1人だけで
赤ちゃんを迎える準備をしているようで、
赤ちゃんの誕生を楽しみにしているのは
私だけのように感じては、
悲しい気持ちでいっぱいになっていたんです
だけど、
「手伝って」も
「助けて」も、
「赤ちゃんの物を一緒に買いに行きたい」とすらも
言えなかった私は、
ただただ
トゲトゲした不機嫌さをアピールしては
察してオーラを放つだけ…
そして勿論、
そんなことには気づきもしない夫
ある晩、
不満とガマンが溜まりに溜まった私はようやく、
泣きながら夫に気持ちを話したんです。
もっとお腹を触って欲しい。
もっと私と赤ちゃんに興味を持って欲しい。
もっと楽しみにして欲しい。
もっと色んな話をしたい。
一緒に買い物に行きたい。
それなのに、
全然興味を持ってくれていないみたいで悲しい
そんな私の話を聞いた
夫から返ってきたのは、
「実感がわかないんだよね…」
そりゃそうですよね…
私はお腹が大きくなる中で
徐々に母親としての実感もわいてくるけど、
夫の体は何も変わらないまま。
加えて、
妊娠前と何も変わらないように行動する私。
産休に入ってから
一緒に出掛ける機会があった時に初めて
ヨタヨタ歩く妻が「妊婦さんなんだ」と
実感したほどだったそうですから…
私には興味がなさそう、と
ネガティブに感じるような夫の態度も、
夫にしてみれば
ただ実感がわいていなかっただけ。
お互いがどんな気持ちでいるかなんて、
話してみないとわからないものです…
その後は、
出産についての不安な気持ち等も
2人で話すようになったのですが、
そんなこんなの私の溜め込みグセは、
この頃のこれでもまだ序の口、といったところ
だけど、
このことをきっかけに、
2人で話すようにもなって、
お互いに少しずつ
出産に向けての心構えが
できていったように思います
そんな2人の様子を心配してか、 ←
お腹の赤ちゃんは、
予定日の半月以上も前に生まれてきました…
間もなく里帰りしようか、と
思っていた矢先のこと。
産院から1時間以上も離れたアパートで、
ハッと目が覚めた明け方の3時に、
チョロチョロ、の後、
ジャーッと破水してしまったのです
いよいよ会える赤ちゃんに
嬉しい気持ちが半分と
初めての出産に挑む
緊張の気持ちが半分…
ドキドキワクワクしながら、
私は夫の運転で産院に向かいました