こんにちは。

今日は天気もいいし、なんだか清々しい気持ちです。

なおです

今日から幼稚園が始まるまで、娘と息子は、ばあちゃん(お義母さん)保育です…ありがたい


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前回の話のその後。

禁酒・禁煙を始めてから、夫は、様子が変わった。

一昨日も夫は、なんだかイライラしているし、早く帰ってくるし、いつもよりずっと早い時間なのに、子供達にも「早くフロ入れ」だの、「早く寝ろ」だの当たり散らすようになった。

 

数年前に禁煙した時もイライラして、挙句の果てには「頭を冷やす」と、当時住んでいたアパートから出て行ったりもした。

だから、今回の禁煙もイライラするのは承知だった。

それどころか、イライラはしているけれど、子供達がいる分、数年前の禁煙の時よりは表情も緩んでいて、少しホッとするところもあった。

 

でも、昨日もイライラが続く夫に、正直、恐怖感もあったし、イライラの空気に耐えられなかった私。

結局、夫がイライラしているのは、私のせいかも、って、自分を責めていたんだと思う。

だから、イライラしている夫が自分を責めているように感じて怖かったんだと思う…

 

 だけど、必死で「私のせいじゃない」って思い込もうとして、今度は、「夫があんなにもイライラしちゃうのはどうしてか?」なんて方に考えが及んでいた。

そんなの、考えたってわかんないのにね。あぁ…今考えると、無駄な時間過ごした

 

経済的負担が大きくなることに「どうしてオレばっかり」って、不満を持っているのかな、とか、

自分1人で家族を養っていくプレッシャーにビビッているのかな、とか、

それをできないかもと思っている自分にイライラしているのかな、とか、

夫もそんな風に自分責めをしているのかな、とか、

そんな風に自分責めをするなら、夫も実は心に古傷を持っているのかな、とか、

古傷を持っているから、あんまり感情を出さなくなったのかな、とか、

そんなに追い詰めるなら、「無理だ」って頼ってくれればいいのに、とか、

そんな風に頼れなくて1人で抱え込む夫も、私と同じ甘え下手なんだな、とか

 

とにかく、夫の現状を理解しようとして、そのことに想いを馳せていることばかりだったこの2日間。

 

結局昨日も、「イライラする」と昼過ぎに、夫は帰ってきた。

内心、そんな、イライラする位で、仕事止めてくんなよ、って思った私。

でも、夫は夫で、イライラのまま仕事できない、これ以上は頑張れないって、自分でセーブしてたんだよね。

(今なら、そう解釈できる


 

「イライラしてしょうがない。やっぱりちょっと、規制がキツかったかも。」と言う夫に私は、そのイライラの理由を追及しようと色々疑問を投げかけてみる。

「タバコをやめられない自分にイライラしているんじゃないか?」とか、「私が稼ぎたくないって言うから、それも気に食わないんでしょ?」とか、言ったと思う。

だけど、「そんなことは関係ないんだよ、ただ、したいこと(タバコ)ができないからイライラするんだ。もう、なおが稼ぎたくないって言うことなんか、どうでもいいんだよ。」

そう言う夫に、私は、ふと結婚する前のことを思い出した。

 

 

 

私は、家族に、夫との結婚を反対されていた。

お父さんに「反対を押し切って結婚するなら、縁を切る」と言われて私は怖くなり、一旦は、夫と離れた。

その時私は、夫ではなく、家族を選んだのだった。

当時は、自分が家族軸だなんて、全く自覚はなく、「どうしてお父さんはそうやって私を縛りつけるのよ!」って思いながらも、そこから離れることはできなかった私。

でも、悩んで悩んで悩んだ末に、夫のもとへ戻った。

人生で初めて「自分で決めた(自分で決めて家族の意見に反した)こと」だったと思う。

その時夫は、「なおが俺と一緒になりたいって思うなら、俺は反対されても頑張るよ。でも、なおが家族を選ぶなら、それはそれで仕方ないと思う」って、私に選択をゆだねてきた。

当時、本当は「どんなことがあっても一緒にいたい!一緒にいよう!」って言って欲しかった私。

だけど、よくよく考えたら、夫は私に「自分で決めること」を教えてくれたのだと思う。

そして、「自分で決めて」戻った私を、夫は丸ごと受け入れてくれ、反対されるアウェーの空気いっぱいの中、嫌な顔もせず、私の家族に会いに来てくれたのだった。

 

当時私は、そんな夫の、私を全て受け入れてくれるような優しさと頼もしさを感じて、この人を選んで良かったなーと、心から思えたのだった。

 

 

 

そんな出来事を思い出した。

夫は、今回の私の「稼ぎたくない」宣言に、ビックリはしただろうし、色々と考えるところもあったと思う。

けれど、そんな私を責めることはなく、あの時のように、やっぱり全てを受け入れてくれ、そのうえで、今後の対策を考えてくれていたのだろう。

 

やっと気づいた。

今回も、夫は私のすべてを受け入れてくれ、一人で背負おうとしてくれていたことを

そして、決めた過去を責めたり悔やんだりすることなく、前を見ていたことを

 

 

 

結局、そんな夫の気持ちを理解しようとして馳せていた思いは、全て、私の自分への気持ちの表れだった。

 

夫の経済的負担が大きくなることに不満(罪悪感)を持つのは

夫1人に家族を養ってもらうことにビビッているのは

それをできないかもと思っているのは

そんな風に自分責めをしているのは

そんな風に自分責めをする、心に古傷を持っているのは

古傷を持っているから、あんまり感情を出さないようにしているのは

感情、いっぱい出ちゃうけど、出した後に自己嫌悪になったりするもんね

も、そんなに追い詰めるなら、「無理だ」って頼れればいいのに、

そんな風に頼れなくて1人で抱え込むは、やっぱり甘え下手なんだな、

 

みたいな…

夫を通して見えていたのは、全て、私の姿だった。

全部、私の妄想だった。

 

そして、この期に及んでも、「そんな風に夫を理解できる私」として、夫の上に立とうとしていたことにも気づく。

ホント、つくづく自分が嫌になる…

 

 

 

そんな、自分の愚かさと、私を丸ごと受け入れてくれる夫の優しさと頼もしさに気づき、涙が出ると共に、フッと聞こえた心の声は、

 

やっぱり夫には敵わない

 

前回のに引き続き、完全に夫に白旗を上げたように感じた。

いや…すでにそんな状態だったのかもしれないれど

負けず嫌いな私が、

まだまだ自分の弱さを認めたくない私が、

勝手に夫の上に立とうとして1人で戦っていただけなのかもしれないけど。

だけど、そんな、いつの間にか私が勝手に挑んでいた夫への戦いが、やっと終わった気がした。

 

その後、タバコを吸ってイライラが治った夫。

身体のためにも経済的にも、本当は、タバコはやめて欲しいと思う。

けれど、タバコを吸うことでいつもの夫に戻るなら、それでいいのかなとも思ってしまう…

タバコを吸っていつもの様子に戻った夫を見て、なんだか安心もした。

結局、私のせいでタバコをやめさせた、って思っていたんだと思う。

結局、そう思わないようにしても、夫への罪悪感があったんだと思う。

タバコを吸うことも含めて、私もそろそろ夫の全てを受け入れないとなんだろうな…

 

 

 

色々気づいても、結局ここに戻る。

自分責めばっかりの私

人の上に立ちたい私

自分よりも他人を考える私

器の小さい私

罪悪感がいっぱいの私

後ろ向きで過去を悔いて責めてばっかりの私

 

少しは変われたと思っていたけど、なんか、全然変われてないみたい

こんな自分も含めて、自分を丸ごと受け入れられるといいんだろうな。

まだ私は、自分と戦ってるんだろうな。

だけど、そんな自分に気づけるようになっただけいいのかな…

自分と仲直り、できるといいな。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました

おわりつながるうさぎ