ぼくは、さやえんドッグのさや王。
むらさき色の
大きな女の人にかわって
空から降りてきたお姫様は
ちょっぴり怒ったように
話し始めた。
いったい、だれなの?」
「ぼくは、さやえんドッグのさや。
東の国の王です。」
「おれは、たまねぎドッグのたま。
よろしくな、お姫様!」
「私は青龍です。
あなたこそ、だれなんですか。」
ブルーベリー姫よ!!
いったい、何のために
この泉に近づこうとするの?!」
むらさき色に変わった…?気がした。
「うわあー!」
大丈夫、ちっこいお姫様だ。」
「ちっこいですって!
大きくなって見せましょうか?!」
落ち着いて!
ぼく達は、青の泉を荒らしに
来たわけではありません。
青龍さんの宝、
青玉を探しに来ました。
この泉にあるらしいんです。
ご存じありませんか?」
「さや王、さすがに紳士ね。
すてき❣️
青玉…。ああ、たしかに、
一月前ぐらいに、何やら
空から落ちてきたわ。」
きっと私の青玉です。」
「ブルーベリー姫、青の泉を
探させてはくれませんか?」
「頼むよ、お姫様。」
ブルーベリー姫は、
しばらく考えていた。
わかったわ。
私の願いを聞いてくれたら、
青玉を探させてあげる!?」
ぼく達は、顔を見合わせた。
ブルーベリー姫の願いって…?