昨年12月3日(日)7時30分~8時、TBS『がっちりマンデー!! ~出版業界の新しいカタチ!?「note」』を観て、ひょっとして自分のようなクリエイターにはピッタリだと思って始めました。

 ランキングも広告もなくシンプルだということでしたが、仕組みはかなり複雑で戸惑いました。

 記事を書くのは簡単だったのですが、表紙画面のアップの仕方が分からず、AmazonのKDPや、Twitterのときのように、いろいろ試していたらできました。

 一番分からなかったのが、目次のリンクの仕方です。紙の本だと、何ページから第二章だとすぐに分かり、そこへ移動できますが、電子記事の場合は、目次にリンクを貼っていないとすぐに飛べないのでダメのようです。note運営事務局にメールで問い合わせて、なんとか解決しましたが、いつも通り書いてあることと実際の画面が違い、これでいいのかと心配です。

『がっちりマンデー!!』では、一人一人に編集者が付いて、クリエイターの出口、いわゆる出版社、テレビ局などのマスコミへの紹介があると言っていたのですが、そんなおいしい話はまったくなく、いつもの企業のリップサービスで期待外れだったとがっかりしていたら、先月、そのおいしい話が突然発表されました。

 

 

 ただし、入賞しても賞金は10万円です。が、こういうコンクールは賞金の額ではなく、その後のアフターケアが大事でしょう。

 メジャーな出版社の新人小説コンクールなどの賞金額は、大体が50万円ですが、直木賞や芥川賞を獲らない限り、その後のアフターケアはありません。

 しかし、このnote創作大賞は、応募作品数からいけば、謳い文句通り、日本最大級の創作コンテストです(7月23日(火)締め切り、9月中旬中間発表、10月下旬最終結果発表)。

 昨年の応募総数33,981、中間選考通過202。どうやら協賛メディアが審査に加わるのは、この中間通過作品からのようです。3万点もある応募作品から審査に当たっていたら、通常業務に支障がくるでしょう。

 テレビ局主催のメジャーなシナリオコンクールでも、一次、二次審査は、シナリオ作家協会か日本脚本家連盟の会員がやっていると聞いたことがあります。このコンクールでは、主催者であるnote本体がやっていると思われます。

 たとえ落選しても、中間通過作品までいけば、あなたの作品が、メジャーな出版社の編集者やテレビ局のスタッフの目に触れ、それがきっかけで作家デビューできるかもしれません。

 成功する秘訣は、「何人の人を知っているかではなく、何人の人に知られているか」です。