昨日、やっと小説「国宝」を読み終わりました。
(上)(下)二巻、700ページ近くあり、一日50ページをノルマにして、4月25日から読み始めて、昨日5月9日までかかりました。
まだこの映画を観ていないので、まったく先入観がない状態で小説を読んだので、この役は誰がやるのだろうと想像しながら読めたので、なかなか興味深く読み進めることができました。
どういう経緯で映画化が決まったのかは知りませんが、歌舞伎の世界という、我々に馴染みのない特殊な世界が舞台なので、企画書段階では、製作者サイドは、
「こんな物、誰が観るんだ? ヒットするわけないだろう」
と、二の足を踏んだことでしょう。というより、企画が通らない確率の方が高いでしょう。
是非、このあたりのプロセスを、NHKの『新プロジェクトX ~挑戦者たち~』でやって欲しいものです。
長編小説を映画化すると、どうしてもダイジェスト版のようになって、原作の良さが生かされていない場合が多い。
松本清張作品で、私が一番好きな『波の塔』(400字詰め原稿用紙で約1500枚)などは、何度か映画化されていますが、やはりダイジェスト版になっていました。
しかし、テレビの連続ドラマでは、ディテールまでよく描かれていて、満足できる作品に仕上がっていました。
中村錦之助(萬屋錦之介)主演『宮本武蔵』(内田吐夢監督)などは、映画化された時は、年一本ペース製作の五部作にして、日本映画史に残る傑作時代劇となりました。
きっとこの作品も、どこかの局の目利きのプロデューサーが、連続ドラマ化しようと、もう動いていることでしょう。
興行収入の実写日本映画最高記録を塗り替えた作品ですから、連続テレビドラマにすれば、高視聴率は約束されたようなものです。
きっと、原作者もテレビドラマ化を、断る理由はないでしょう。
