今年の1月22日(月)に、日本テレビで 『24』をやっていることを知り、1月23日(火)2時05分~3時05分第2話から録画して観始めました。今年の1月16日(火)2時05分?(毎回放送時間が違うから、毎週予約録画ができない) から放送が始まったらしいのですが、まったく予告なくやるから、肝心の1話を見逃してしまいました。

 観ていると、観た記憶がないので、てっきり一番新しいシーズン8だろうと思って観ていると、シーズン1でした。そう言えば、以前、フジテレビで深夜にやっていたとき、このドラマが面白いと評判がいいので、途中から毎回録画して観始めたので、観た記憶がなかったようです。

 フジテレビで放送されたのは、10年ぐらい前だと思っていたら、ネット検索すると、もう20年も前の2004年に放送していたらしいです。

 

 

 

 主人公のジャック・バウアー役のキーファー・サザーランドは、映画『スタンド・バイ・ミー』で不良グループのリーダー役をやっていたらしいのですが、まったく記憶になく、映画『乱気流/グランド・コントロール』で主役のトラウマを抱えた航空管制官をやっていましたが、全然よくなく、名優ドナルド・サザーランドの息子だというぐらいの認識しかありませんでした。しかし、この『24』のジャック・バウアーがはまり役で、大ブレーク。

 こういう、はまり役にぶち当たった役者さんは幸運です。

 古くは、『刑事コロンボ』のピーター・フォーク、『007』のショーン・コネリー、テレビドラマで美人探偵シビル・シェパードの相棒役をやっていた『こちらブルームーン探偵社』のときのブルース・ウィルスは、軽薄でしっくりこなかったのですが、映画『ダイ・ハード』のニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーン役がはまり役で、これまた大ブレーク。

 アメリカには、エージェントという存在があり、彼らが自分のクライアントである監督、脚本家、俳優などをセットで、企画を映画会社に売り込みに行くから、その役者がブレークする確率が高いヒット映画ができると聞いたことがあります。

 しかし、日本にはそういうシステムがないので、ただプロデューサーからのオファーを待っているだけでは、なかなかいい企画にぶち当たらないようです。

 それに近いのが、かつて“黒澤組”と言われた黒澤明監督率いるチームでしょう。監督・黒澤明、脚本・小国英雄、菊島隆三、橋本忍といった超一流の脚本家たち、俳優は、三船敏郎、志村喬、加東大介、千秋実といった常連たち。プロデューサーは、東宝の両エースプロデューサーと言われた、本木荘二郎、田中友幸。それゆえ、あれだけの作品に恵まれ、結果的に世界のクロサワ、ミフネが誕生したとも言えます。