こんにちは。
生殖医療 培養部の馬場です。
少し前になってしまいますが、
日本不妊カウンセリング学会学術集会に参加してきました。
胚培養に関する発表が多くみられました。
私自身も大変勉強になり、今後の培養士また体外受精コーディネーターとして
日々精進していきたいと改めて思いました。
患者様ひとり、ひとりに合った治療方法など先生と相談し、
提供できるよう幅広い知識の取得また最新の治療方法の情報収取を
引き続き行っていきたいと思います。
今回の学術集会で発表された、
「患者の意思決定に胚培養士がどう関われるか」
について内容を少し紹介させていただきます。
発表されたクリニックでも、体外受精を行った後、
胚に関して医師からの説明に加え、
胚培養士からの補足説明を行っているとの事でした。
「受精や培養に関する説明は、
専門的かつイメージがつきにくく、情報過多である。」
この一文はとても印象に残りました。
ここをどう患者様にわかりやすく伝えられるかとういうことを日々模索し、
少しでも患者様の不安や疑問を解消するお手伝いができたら良いなと思います。
2022年4月から不妊治療が保険化したことで、
体外受精などの治療を行う年齢層にも変化がみられています。
しかし、保険適応には年齢や胚移植に回数制限があります。
このように保険適応からあふれている患者様へのサポートが、
大きな課題であるかと思います。
先生をはじめ、チーム医療を行うことで
患者様に寄り添った治療を提供できるかと思います。