ERPeak℠ (子宮内膜胚受容期検査)について | 医療法人社団 晴晃会 育良クリニック

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中目黒アトラスタワーにある産科・婦人科・生殖医療科の病院です。
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子宮内膜はどの時期に胚移植しても胚は着床するわけではありません。

胚が正常に子宮内に着床できるタイミングを着床の窓(WOI: Window of Implantation)と言います。

 

着床の窓が開いている時期が移植された時期よりずれていると正常な胚を移植しても着床が起きません。

着床の窓がずれている場合、つまり窓が閉じている場合は着床が起こらないので、着床の窓が開いている時期に合わせて胚移植を行う必要があります。

 

良好胚を移植してもなかなか妊娠にいたらない反復着床不全の患者の約30%はこの着床の窓がずれていることがわかっています。

ERPeak検査は子宮内膜の組織を採取し、そこから遺伝子解析をおこない着床の窓が開いている時期を調べる検査となります。

 

検査方法は実際に胚移植を行う時と同じホルモン補充周期のスケジュールで行い、胚を移植する時期に子宮内膜生検(子宮内膜の一部を採取)をします。

結果は約2~3週間後に出ます。

出た検査結果をもとに移植周期のスケジュールを決定します。

 

検査関しての詳細およびご質問は診察または生殖医療スタッフにお問い合わせください。

 

 

参考資料および画像出典元:CooperSurtgical