先日、当直をしました。
これまでもやらないわけではなく数ヶ月に一度ぐらいはやっておりましたが、今月はなぜか(理由はいくつかあるのですが)3回当直です。
他にはオンコール(当直のように院内にずっといるのではなく、緊急時等、医師一人での対応が難しいときに出動します。)が7回。
過去2回の当直は、私の睡眠時間である午後11時過ぎから午前5時過ぎの分娩は無かったので楽勝でしたが、後1回はどうなるでしょうか。
当直をしての話題です。
当直の日の晩御飯はご飯にロール白菜、青梗菜と揚げ里芋のスープ煮、コールスロー、焼き舞茸とレンコンの豆板酢でした。
小皿に盛られた野菜サラダにコールスロー(どれがどれやら、何がなんという名前なのか皆目わからなかったので後日献立表をもらって書いております。)という立派な名前があるとは知りませんでしたが、どれもとてもおいしくいただけました。
朝食は五穀米ご飯、磯部厚焼き玉子、ぜんまい高野豆腐煮、シラス納豆、南瓜胡麻よごし、味噌汁でした。納豆がいまひとつ(種類を変えたほうが良いか検討してもらいます)でしたが、朝食もとてもおいしくいただきました。
他の個人産院ではフランス料理が出たりするそうですが、当院では間違ってもそのようなことはなさそうです。
肉汁の滴るステーキなども夢のまた夢でしょう。
でも、でも、和食中心の当院の食事は母乳育児には最適だそうですよ。
私も開院から数年は産院に住み込みで働いておりましたので、当院の食事の変遷は身をもって記憶しています。
当初は色々な食品会社や六本木の有名レストラン(私は知りませんでしたが)と提携したこともありました。
やっと落ち着いたのが今の厨房の主任・木原調理師のいた会社でした。
産後の食事メインであることや当院が母乳育児に力を入れていることなどを考慮してくれた献立を提供してくれました。
やがて提携していた会社が事業の縮小ということで東京から撤退し、木原もこの機に独立するということになりました。この献立には木原の貢献大だったことを知っていた私はそのまま引き続き彼に育良の食事をお任せすることにしました。
木原調理師は熱海の割烹旅館の板場で長年腕を磨いておりますので和食の出汁の旨味や見た目の美しさには定評があります。産院の食事という枠の中ではその腕の半分も出せないかもしれませんが、精一杯やってくれております。患者や職員の声を反映した献立を試行錯誤して提供しております。
皆様も食事に関して何かご要望等がありましたらご連絡ください。