出産の時に気になること・・・最後 | 医療法人社団 晴晃会 育良クリニック

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中目黒アトラスタワーにある産科・婦人科・生殖医療科の病院です。
病院のお知らせなどを載せていきます。

続きです。


トイレを終えて、俄然勢いに乗った私は
御安産綱(アクティブバース室には綱が握れるようにぶら下がっています。)
に全体重を預けぶら下がっていました。
(出産時、腕で押したい人と引っ張りたい人がいるそうです。私はいつも引っ張りたい派です。)
赤ちゃんも、(母さん、道を作ってくれてサンキュー)とでも言うように
ガンガンと進んでくるのが分かります。


「よし、プール行こうか」
という助産師の声。
(やったー。もう30分位で産まれるね!)
とゴールが見えたようで嬉しかった。
プールに入り、また停滞・・・
陣痛がまた弱まってきた感じでした。


そこでまた冷静になっていたので覚えているのですが
陣痛の時に、ペッタンコの小さい便がちょいちょいプールの底にみえました。
プールに腕を突っ込み、私の診察をしながら
排水溝へちょちょいと便を追いやり
何も無かったことにしてくれる助産師様、(ありがとう!)。
話には聞いていましたが、お産の時って、赤ちゃんで押されているから
本当にペッタンコになったのが出てくるんですね。
長男・三男の時は、和室分娩で、助産師がお尻を押さえていてくれたので、大丈夫でした。


その後、停滞が続くので私の体勢を変えることに。
夫がプールに入って後ろから抱え私を込む感じになりました。
体勢を変えたのが良かったようで、
長男にも見守られた幸せな空間で
ゆっくりと赤ちゃんを産むことができました。


分娩後に、夫とその時の事を振り返ると
プールに入ってからは、妻の便が皆にみえないように
排水溝へ追いやるのに必死だったそうです。
そして、プール脇では立会い中に長男がウンチをしてその臭いに包まれ、
次男の出産と便はセットで夫の記憶に焼き付いているのでした。


これが私の体験談です。
便のことを書いた途端、いいねが減ったので
やはりこういう話題は宜しくないかなと当たり障りなくまとめようかと思いましたが
昨日友人から「続きが読みたい。私もお産の時に気になっていた。」というメッセージを
もらい、赤裸々に告白させていただきました。
産む側から言えば、出産前は気になることでも、分娩中はどうでも良くなります。
産院の職員側から言えば、無事に生まれればそれが一番です!